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ニュース

夫婦の姿  その二 (ちょっと いい話)

シスターメリー・パトリシア久野

昨年 友人のご主人が亡くなりました。 2年半の闘病生活でした。 検査を受けたときには糖尿、高血圧その他、諸々の合併症がすでに発症してい、入退院を繰り返し、食事療法などさまざまなことが試みられたそうです。 「ほとんど物を言… 続きを読む

知足(チソク)

シスター ルース 森

知足(チソク)  私のすむ修道院に近い北山通りのケヤキの木が色づきはじめ、私は洛西にある竜安寺の木々のみごとな紅葉を思い出しました。このお寺の石庭のすばらしさは有名ですが、私はむしろ方丈の北庭にある「知足の蹲(ツクバイ)… 続きを読む

アマリリス

シスター ルース 森

アマリリス  秋の日差しがやわらかくなった夕方、鉢植えのアマリリスの株を庭に移し植えました。一昨年のクリリマスにいただいたこの株は早咲きとのことで、土の上に半分 出ている球根にかからないように、すぐに水をやり始め、昨年の… 続きを読む

夫婦の姿 その一 (コスモス畑にて)

シスターメリー・パトリシア久野

秋晴れの美しい日、大原に出かけました。 コスモス畑が新聞で紹介されていましたので、それを見に行ったのです。澄んだ空気、瑞々しい緑の山間にそのコスモス畑はありました。 それに見とれていると、中年のご夫婦が来てコスモスを背に… 続きを読む

発見

シスターメリー・パトリシア久野

「何時何分‥‥」時計の見方をいつ頃身に着けたのかを記憶している人は、少ないのではないかと思います。 妹が4歳の頃、時計の見方を教えようとしたことがあります。妹は9歳年下でしたが、こちらも良い教え方を知らず、最後は忍耐がな… 続きを読む

ガマの穂

シスター ルース 森

ガマの穂  そこはかとなく秋の兆しが感じられる今朝、バスで深泥ガ池のそばを通ると、背たかく茂るヨシの間にいくつかのガマの穂も見えかくれしていました。何年も前、ちょうどこの季節に、シスターたちの刷新プログラムに参加するた… 続きを読む

小鳥の巣

シスター ルース 森

小鳥の巣  修道院での祈りの集いのテーブルに「鳥の巣」を飾りたいと思いました。2階のベランダから手のとどくところに伸びているケヤキの若枝を何本か採って、幾重にもまるく重ねていくうちに、こどもたちのために心地よい住まいを作… 続きを読む

先入観

シスターメリー・パトリシア久野

鹿ケ谷に修道院があった頃、夏になると生い茂った雑草を皆で取っていました。 あるとき躑躅(つつじ)の茂みの中で美しいものが目に留まりました。茂みの間が十センチほどあいていて、そこに緑色のものが見えていたのです。それは緑色に… 続きを読む

青スジアゲハ蝶

シスター ルース 森

青スジアゲハ蝶  昨年の夏、日本に来たアメリカ人のノートルダムのシスターと「バタフライ・フレンド」とお互いを認める友達になりました。蝶の不思議な生態の1つを紹介してくれた彼女を、私は伏見の青少年科学センターへ案内して、沖… 続きを読む

待つ

シスターメリー・パトリシア久野

ある方が2泊の予定で修道院に来られましたが、明日の午後、歯を抜くことになったからと言う理由で、1泊だけでお帰りになりました。 その時、「歯を抜くのはいやだ、痛そうで」と言いながらお帰りになりました。若くて元気そうな男性な… 続きを読む