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ニュース

雪柳に魅せられて

シスタージョアンナ徐

雪柳が咲く頃はいつでも、小学三年生の時の記憶が感謝のうちに蘇ってきます。 新しい季節を迎えるごとに記憶の宝石箱からたくさんの出来事がこぼれ落ちてくるのを感じ幸せが広がってきます。それだけ年を重ねたせいでしょうか。 雪柳に… 続きを読む

春の訪れ

シスタージョアンナ徐

 雪国の北陸に育った私は冬が大好きです。それと同時に春の訪れを待ちわびていた幼い頃が懐かしく思い出されます。  3月ともなれば大地は長い冬の眠りからようやく目覚め、春が近いと告げてくれます。大地の変化をいろいろな形で子供… 続きを読む

年の初めに  Part 2 挨拶

シスタージョアンナ徐

 毎週火曜日、私は京都ノートルダム女子大学のシスターズラウンジで学生の皆さんと出会っています。朝、大学の正門を通過する時、守衛さんが大きな声で「お早うございます」と声をかけてくださいます。とても幸せな気分になります。挨拶… 続きを読む

野崎先生

シスター ルース 森

野崎先生  入院をまじかにひかえて休んでいると、おのずと過ぎ来し方のできごとや出会った人々のことが思われます。その1つは、新卒の中学校教師として過ごした数年の思い出です。教材研究に苦しみながらも、同じく新入りの数人の仲間… 続きを読む

「言葉その1」

シスターメリー・パトリシア久野

彼女はある時、二つの容器に水を入れ、その一方には「ばか」とか侮蔑の言葉、もう一方には「ありがとう」と感謝の言葉を書いた紙を貼るか、入れるかし、後で、両方の水紋を写真で撮ったところ、侮蔑の言葉を貼った容器の水紋は荒々しく乱… 続きを読む

年の初めに  Part 1 いのち

シスタージョアンナ徐

 全州市は李氏朝鮮(1392―1910)の発祥地であり、ビビンバでも有名なところです。この全州市はかつて私どもの韓国ミッションの地でした。今から20数年前になりますが、私たちはまだ修道院がなくアパートの一角に新修道院を開… 続きを読む

「待つ〕と言うこと

シスタージョアンナ徐

現代人は待つことが苦手だと言われて久しいです。 11月下旬、私はもみじの名所、永観堂を訪ねました。秋晴れの穏やかな朝、永観堂はすでに観光客で賑わっています。かつてノートルダム女学院中学高等学校に奉職中の頃は、私が住んでい… 続きを読む

錦秋に想う

シスタージョアンナ徐

私が住んでいる松ヶ崎界隈の錦秋は本当にゴージャーズで銀杏並木路を歩くのがいつしか秋を楽しむ私自身の風物詩となりました。今年は例年より早い紅葉を目にしながらこの秋をもう一度意識して迎えたいと目を凝らし、自然の移ろいを肌で感… 続きを読む

「堂々と負ける」

シスター ルース 森

「堂々と負ける」  九州場所も2、3日後に千秋楽をむかえますが、この場所中に、モンゴルの力士たちの間にいさかいがあったと聞いて、残念におもいました。相撲というと私は、いつだったか、ある力士から聞いた1つの言葉をおもいだし… 続きを読む

夕映え

シスターメリー・パトリシア久野

夕映え 秋の夕焼けが 目に沁みるようになりました。こういう季節になると思い出すことがあります。 ある時、職場で非常に屈辱的な体験をしたことがあります。 それを口にする事も出来ないほど傷つき、硬く凍ったような心のまま一週間… 続きを読む