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投稿者: シスター ルース 森

「愛をこめたから」

シスター ルース 森

「愛をこめたから」  時おり、修道院にママといっしょに遊びにきてくれる5歳の男の子の幼稚園でも、「夕涼み会」がありました。年長さんたちの夏の年中行事とのこと。  その日の午前中、年長さんたちは、ニンジンやジャガイモを切っ… 続きを読む

「私は誰か」

シスター ルース 森

「私は誰か」  ずっと以前、京都駅ちかくのホールであった、石井完一郎先生 主催の、「私は誰か」という講座に出たことがあります。単位をとる学生もまじる大人数の階段教室でした。  私たちは、まず、会場を歩いて、できるだけたく… 続きを読む

シスター ルース 森

種  ご近所からいただいて、粉のようだと思いながら蒔いたペチュニアの種が、芽生え、6月はじめに真っ白な初花を咲かせてから、7月下旬の今にいたるまで、薄いピンクの花から濃い紫までの色や形や模様のちがう花々を、手品のように繰… 続きを読む

ペチュニア

シスター ルース 森

ペチュニア  手術後の不安をかかえながら退院した2月末、修道院の郵便受けに私宛のうすい封筒がはいっていました。時折、花の話をするご近所の女性からで、表に「ペチュニアの種」と書いてあります。中には小さなプラスチックの袋に小… 続きを読む

「与作」

シスター ルース 森

「与作」  今年1月下旬から1カ月の入院をとおして学んだことの1つは、歌を歌い、聞くことの楽しさと歌の持つ力です。入院中のある日曜日の午後、小さな携帯ラジオのスイッチを入れると、ジェロさんが「与作」を歌うというのです。歌… 続きを読む

四旬節

シスター ルース 森

四旬節  教会は今、復活祭をむかえる前に、6週間つづく四旬節のあいだ、イエス様のご苦難とご死去をしのびます。ずっと以前、私はアーンプライヤーという、カナダの古い町で1年間すごしましたが、その年の四旬節に、教会で初めて出合… 続きを読む

野崎先生

シスター ルース 森

野崎先生  入院をまじかにひかえて休んでいると、おのずと過ぎ来し方のできごとや出会った人々のことが思われます。その1つは、新卒の中学校教師として過ごした数年の思い出です。教材研究に苦しみながらも、同じく新入りの数人の仲間… 続きを読む

「堂々と負ける」

シスター ルース 森

「堂々と負ける」  九州場所も2、3日後に千秋楽をむかえますが、この場所中に、モンゴルの力士たちの間にいさかいがあったと聞いて、残念におもいました。相撲というと私は、いつだったか、ある力士から聞いた1つの言葉をおもいだし… 続きを読む

ミルクウィード(milkweed)

シスター ルース 森

ミルクウィード(milkweed)  今年8月、金祝の行事のために、アメリカ、セントルイスの修道院で2週間、すごしました。ある日、1人のアメリカ人の友人が、モナーク(Monarch)蝶のために、自分の家で育て、友人にも分… 続きを読む

カラスウリ

シスター ルース 森

カラスウリ  確か、8月24日の早朝だったと思いますが、「今日の花はカラスウリ、花言葉は…」というラジオ放送を耳にしました。1,2年まえ、京都御苑の南門ちかくの生垣で、1cmほどの白い5弁の先に、10cmもの豪華なレース… 続きを読む