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ニュース

投稿者: シスターメリー・パトリシア久野

夫婦の姿  その二 (ちょっと いい話)

シスターメリー・パトリシア久野

昨年 友人のご主人が亡くなりました。 2年半の闘病生活でした。 検査を受けたときには糖尿、高血圧その他、諸々の合併症がすでに発症してい、入退院を繰り返し、食事療法などさまざまなことが試みられたそうです。 「ほとんど物を言… 続きを読む

夫婦の姿 その一 (コスモス畑にて)

シスターメリー・パトリシア久野

秋晴れの美しい日、大原に出かけました。 コスモス畑が新聞で紹介されていましたので、それを見に行ったのです。澄んだ空気、瑞々しい緑の山間にそのコスモス畑はありました。 それに見とれていると、中年のご夫婦が来てコスモスを背に… 続きを読む

発見

シスターメリー・パトリシア久野

「何時何分‥‥」時計の見方をいつ頃身に着けたのかを記憶している人は、少ないのではないかと思います。 妹が4歳の頃、時計の見方を教えようとしたことがあります。妹は9歳年下でしたが、こちらも良い教え方を知らず、最後は忍耐がな… 続きを読む

先入観

シスターメリー・パトリシア久野

鹿ケ谷に修道院があった頃、夏になると生い茂った雑草を皆で取っていました。 あるとき躑躅(つつじ)の茂みの中で美しいものが目に留まりました。茂みの間が十センチほどあいていて、そこに緑色のものが見えていたのです。それは緑色に… 続きを読む

待つ

シスターメリー・パトリシア久野

ある方が2泊の予定で修道院に来られましたが、明日の午後、歯を抜くことになったからと言う理由で、1泊だけでお帰りになりました。 その時、「歯を抜くのはいやだ、痛そうで」と言いながらお帰りになりました。若くて元気そうな男性な… 続きを読む

笑い

シスターメリー・パトリシア久野

修道女として学校に勤め始めたばかりのことです。 授業中に何気なく言った言葉に生徒が一瞬ざわめきました。隣同士意味ありげにニヤッとしたり、一人で下を向いて笑ったり‥‥女子高校生の集団に慣れていない身には何事が起こったのか気… 続きを読む

「山椒の木  後日談」 (山芍薬)

シスターメリー・パトリシア久野

その後、あるところで見た山芍薬がとても気に入って、大枚をはたいて幾つかの株を買いました。初夏になると真っ白な一重の花が、卵の殻のような形で咲くのを楽しみました。 二年ほどたったころそれが、鉢ごと無くなっていることに気づき… 続きを読む

山椒の木

シスターメリー・パトリシア久野

京都駅近くに住んでいた頃のことです。そこは民家が密集していて、庭らしいものはありませんでした。玄関の前はコンクリートの狭い路地になっていましたので、鉢や土を入れた発泡スチロールを並べて植物を育てていました。 在る時、小さ… 続きを読む

雑踏の中で   その二

シスターメリー・パトリシア久野

人々が行き交う雑踏をぼんやり眺めているのが好きです。 高校生の頃、ホームで目の前を行き交う人々を眺めていて、とても寂しい思いをしたことを記憶しています。 ベンチに座っている私に誰一人目を向けません。私もまた誰にも声をかけ… 続きを読む

父の姿  その二

シスターメリー・パトリシア久野

以前「アーモンドの花が咲きました」で紹介したアーモンドの挿し木の親木を見に行きました。そこで満開のアーモンドの木の下で草取りをしていらっしゃる中年の男性に会いました。 その方にこの木について尋ねたところ、次のようなことを… 続きを読む