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ガマの穂

シスター ルース 森

ガマの穂  そこはかとなく秋の兆しが感じられる今朝、バスで深泥ガ池のそばを通ると、背たかく茂るヨシの間にいくつかのガマの穂も見えかくれしていました。何年も前、ちょうどこの季節に、シスターたちの刷新プログラムに参加するた… 続きを読む

小鳥の巣

シスター ルース 森

小鳥の巣  修道院での祈りの集いのテーブルに「鳥の巣」を飾りたいと思いました。2階のベランダから手のとどくところに伸びているケヤキの若枝を何本か採って、幾重にもまるく重ねていくうちに、こどもたちのために心地よい住まいを作… 続きを読む

先入観

シスターメリー・パトリシア久野

鹿ケ谷に修道院があった頃、夏になると生い茂った雑草を皆で取っていました。 あるとき躑躅(つつじ)の茂みの中で美しいものが目に留まりました。茂みの間が十センチほどあいていて、そこに緑色のものが見えていたのです。それは緑色に… 続きを読む

青スジアゲハ蝶

シスター ルース 森

青スジアゲハ蝶  昨年の夏、日本に来たアメリカ人のノートルダムのシスターと「バタフライ・フレンド」とお互いを認める友達になりました。蝶の不思議な生態の1つを紹介してくれた彼女を、私は伏見の青少年科学センターへ案内して、沖… 続きを読む

待つ

シスターメリー・パトリシア久野

ある方が2泊の予定で修道院に来られましたが、明日の午後、歯を抜くことになったからと言う理由で、1泊だけでお帰りになりました。 その時、「歯を抜くのはいやだ、痛そうで」と言いながらお帰りになりました。若くて元気そうな男性な… 続きを読む

ノカンゾウ

シスター ルース 森

ノカンゾウ 何日か前、朝早くラジオをつけると、「今日の花はノカンゾウ。花言葉は『苦しみからの解放』です。」といって、大峯あきらの「萱草(カンゾウ)が咲いてきれいな風が吹く」という俳句が紹介されました。 さわやかな風に吹か… 続きを読む

天真爛漫

シスタージョアンナ徐

まだそれほど人気(ひとけ)が感じられない土曜日の朝、高野川の流れに耳を傾け、新鮮な空気を心ゆくまで味わっていた矢先のことでした。「シスター、おはようございます。」生き生きした明るい声に驚いて後ろを振り向きました。お会いし… 続きを読む

唐崎

シスター ルース 森

唐崎 年に何度か唐崎へ行く機会がありますが、その楽しみの1つは唐崎神社の前のみたらし団子のお店でひと時を過ごすことです。外国から来たお客のシスターたちを案内して行ったり、若い友人たちとにぎやかに焼きたてのお団子を食べたり… 続きを読む

笑い

シスターメリー・パトリシア久野

修道女として学校に勤め始めたばかりのことです。 授業中に何気なく言った言葉に生徒が一瞬ざわめきました。隣同士意味ありげにニヤッとしたり、一人で下を向いて笑ったり‥‥女子高校生の集団に慣れていない身には何事が起こったのか気… 続きを読む

「故なく」

シスター ルース 森

「故なく」 「故なく(理由もなく)」という言葉は否定的な意味合いで使われることが多いと思いますが、何年かまえに、ノートルダム小学校6年生の修養会で、西神父さまがこの「故なく」という言葉をつかって「愛とはどういうものか」に… 続きを読む