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カテゴリー: シスターの散歩道

幼友達

シスターメリー・パトリシア久野

中学一年頃の会話です。 A 「○○○○ね。」車の騒音でよく聞こえないまま。B 「うん、そうね。」A  「Bちゃん、よく言うわね。」B  「え! 何? 今、何て言ったの。」A  「私なんか Bちゃんの足元にも及ばないわね … 続きを読む

「人間らしく生きたいから」

シスター ルース 森

「人間らしく生きたいから」数年前、年の黙想を世田谷区の上石神井の黙想の家でしました。黙想の最後の日は、「愛を得るための観想」に当てられます。私は石神井公園に行くことにしました。細長い池があり、その半分は開発が進んでいる町… 続きを読む

さまざま桜

シスター ルース 森

さまざま桜 私の春の楽しみの一つは、伊賀上野天神前の紅梅屋さんのお干菓子、「さまざま桜」でお茶をいただくことです。きれいな桜の花の形をしていて、何色かの地味な色のうちにも華やかさがある硬い素朴なお菓子です。銘の元となった… 続きを読む

アーモンドの花が咲きました。

シスターメリー・パトリシア久野

主の言葉が私に臨んだ。「エレミアよ、何が見えるか。」私は答えた。「アーモンド(シャーケード)の枝が見えます。」主は言われた。「あなたの見るとおりだ。私は私の言葉を成し遂げようと、見張っている(ショーケード)。」 旧約聖書… 続きを読む

「成長する」ということ

シスタージュディス鎌田

先週末実家に母を見舞いました。2月はじめに会ってから丁度1ヶ月です。甥は先月も子どもたちと会いに来ましたが、今回も家族揃って来てくれました。下の娘は丁度11ヶ月になります。先月は私にもニコニコと抱かれてくれた子が、今回は… 続きを読む

願い

シスター ルース 森

願い 1人の神父様があるとき、ある集まりで、「この仕事を手伝ってくれた人には、この本を上げます。」と言って、1冊の本を私たちに見せました。私はすぐ申し出て、その仕事を済ませ、本が送られて来るのを待っていましたが、本はなか… 続きを読む

シスターアン・ミリアム木村

岩倉修道院で過ごす週末の楽しみの一つは、修道院の裏庭に隣接するグランドから響いてくる、野球少年の声を聞くことです。少年の声に混じって、ほめたり、叱りつけたり、力いっぱい指導していらっしゃる監督さんの素晴らしい声が聞こえて… 続きを読む

死屍を鞭打つ

シスターメリー・パトリシア久野

彼女は4、5歳の頃おばあさんの葬式に参列しました。 まだ、土葬が行われていた頃で、大きく円形に掘った穴の中に、丸い棺桶が静かに下ろされました。参列した人は少しずつ、棺の上に土を投げ入れる習慣があり彼女にも番が回ってきまし… 続きを読む

アイコンタクト

シスター ルース 森

アイ・コンタクト 教会の談話室で1人の男性がとても自然に赤ちゃんを抱いていました。私が「赤ちゃんの抱き方が上手ですね。」と、言うと、男性は笑って、「これでも小児科医ですからね。」と、言った後、「でも、まだ信用してくれてな… 続きを読む

夜の病棟

シスターメリー・パトリシア久野

 長年、看護師をしている彼女にも、夜勤は大変だそうです。 昼間はしっかりしている患者さんも、夜になると不安に襲われ、夜じゅうナースコールを押す人もいるそうです。 夜、緊急事態は同時に発生することが多く、そういう時、コール… 続きを読む