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シャロームメモ第60号

シャロームメモ

2023年9月13日

第60号

 

 

[.]  「シャローム平和のための祈り」のセンター9月の意向を共に祈りましょう。

 

  • 自然災害(洪水、干ばつ、台風など)が各地、各国で起こっています。貧しい人々が最初にこうした自然災害の犠牲者となり、苦しんでいます。どうか、国々の指導者たちが協力し合って、地球の温暖化に歯止めをするよう祈ります。

 

  • 貿易不均等の故に、食料難が起こっています。各国の指導者達が協力し合って、均等に 分かち合っていけますよう祈ります。特に、貧しい人々が安心して生活できますように祈りましょう。

 

3.   物価や燃料費の高騰により、ニーズがあるにも関わらず、子供食堂の運営が困難になってきています。公的な援助が与えられますように祈ります。

 

4. 「貧困問題」「少子高齢化」「人材不足」「後継者不足」「長時間労働」「待機児童」「介護問題」が連日話題として挙げられています。こうした社会の貧しさや問題を私達一人一人が気づき、何らかの協力と努力がなされますよう祈ります。各自、できることから始めましょう。

 

 

[.] 9月21日は「国際平和デー」です

 

「ピースデー」とも呼ばれるこの日、国や人種を超え、平和の大切さについて意識を共有する日です。世界に一日だけでも「戦争のない日を作ろう」と呼びかけ、全世界の紛争地へ停戦や非暴力を訴えています。

毎年、ニューヨークの国連本部では国連事務総長による「平和の鐘」を鳴らす特別記念行事も行われています。この「平和の鐘」は約60か国の人々からの寄付によるコインを鋳造して作られ、日本国連協会から国連に寄贈されたものです。

 

また、世界各地でイベントやセレモニーも行われています。私たちはこの日、平和の意味とその実現に向けてどのように貢献できるかを考え行動を起こす機会としたいものです。

 

ちなみに、1968年以来、カトリック教会は毎年1月1日を「世界平和デー」としています。

 

[.] 9月24日は「世界難民移住移動者の日」です

 

今年、移住を余儀なくされている難民・移住・移動者数は世界で1億1千万人と言われます。74人に1人が移動を余儀なくされているということです。誰もが移住せずに生きる権利をもっていますが、紛争や気候変動などで移住を余儀なくされたとしても、移住者としての権利を守ることが私たち全ての務めです、と教皇は言われます。そうした中、2021年にいったん廃案になった日本の入管法改定案が今年6月に国会で可決されました。内容は従来にも増して難民申請者のいのちを脅かすものになっています。例えば、難民申請中は送還することができないという世界的申し合わせに反して、日本では難民申請者を迫害の危険のある本国に送り返す、送還忌避罪を新設して在留を希望する人に刑罰を加えるなどです。私たちは教皇の呼びかけに応え、一人一人の人権が守られ、全ての人のいのちを大切にする社会を築くために更に祈り、学び、ささやかでもできることに取り組んでまいりましょう。

 

[.] 9月26日は「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」です

   1946年、初めての国連総会の決議で「原子兵器および大量破壊に応用できるその他すべての主要兵器を各国の軍備から廃絶すること」を求めてきました。軍縮という目標が課されてから77年が経過しましたが私たちは今なお、核の脅威に脅かされその目標は達成されていません。

 

2013年12月、国連総会は「核兵器の全面的廃絶のための日」を制定しました。私たちは

これまで核軍縮に関する多くの会議を重ねてはきましたが核保有国間の利害が対立しています。信頼と誠実な対話を重ねながら核戦争を起こしてはならないという共通認識をもって世界平和を構築していかなければなりません。核の全面的廃止を目指し、未来の子どもたちのためにもその必要性を強調するとともに平和教育を充実させ、「核で脅かす時代は終わりにしなければならない」2022年、国連のグテーレス事務総長の演説より)と訴えます。