1. HOME
  2. ニュース

ニュース

ブルーベリー

シスターメリー・パトリシア久野

修道院の庭でブルーベリーが紫に色着きました。高齢になり足がおぼつかなくて庭に出られないシスターのためそれを摘んできました。記憶のほうも定かでないその方は、喜んでそれを口にしながら言いました。 「これ、あなたが育てたのね」… 続きを読む

「2度苦しまない」

シスター ルース 森

「2度苦しまない」今年の暑さは異常だと誰もが感じ、言い合っています。朝の食卓でも「今日は何度なの?」、「38度の猛暑日になると、天気予報が言っていたわよ。」「本当にいやね。どうにかならないのかしら。」といった嘆きの会話が… 続きを読む

夏の日

シスターアン・ミリアム木村

夏の日  京都五山の送り火が消えると、「夏のお休みもおわりね」と、ひとりつぶやく。このつぶやきが誰かの耳に届いたとしても、声の主が「行く夏を」惜しんでいるとは決して思わないだろう。猛暑が続いてはいても、私の夏は恵みの日々… 続きを読む

8月6日

シスター ルース 森

8月6日 交換留学生として、外国から東京の大学に来ている若い友人が、帰国を前にして京都へ来るというので、駅まで迎えに行きました。新幹線を降りたところで、動かずに待っていてくれることになっていたので、簡単に会うことができる… 続きを読む

波と手

シスターメリー・パトリシア久野

小学生の時、服のまま海岸で波跳びをしていました。 太平洋から湘南の海岸に寄せて来る波が、突然 大きくなることを知らず、あっという間に足元を掬われ、波に呑みこまれてしまいました。 慌てて起き上がろうとしても、次から次と寄せ… 続きを読む

支えられて生きる

シスタージュディス鎌田

 人に会うために出かけた時のことです。バスを降り、横断歩道を渡ろうとすると信号が変わり始めました。急いで斜めに横切ろうとした時何かにつまずいて思いっきり倒れました。額が路面にぶつかった覚えがあります。急いで跳ね起きると、… 続きを読む

えごまの剪定

シスターメリー・パトリシア久野

毎日暑い日が続いています。昨年夏の今頃、グループで農作業をしている方々のところで一泊した時の事を思い出しています。 その日、夏の朝日が昇る前、朝4時半に集合してえごまの剪定に出かけました。 中心の一本はすでに切ってあり、… 続きを読む

ムカデの視点

シスタージュディス鎌田

最近こんな気づきを分かち合ってくださった方があってハッとさせられました。「地を這うムカデ。どこにも飛んで行けない。けれど、きっと地を這うことで発見する何かがあり、それはホンモノのような気がする。いろいろなモノを、あるいは… 続きを読む

からだ全体で

シスター ルース 森

からだ全体で 何年か前、祇園祭の宵々山の夕方、町へ向かうバスに乗っていたとき、幼子を抱いた母親に連れられて5歳くらいの女の子が乗って来て、私の横に座った後、母親の傍へ呼ばれて行きました。次のバス停で、1人のおじいさんが乗… 続きを読む

入国審査でのトラブル

シスタージュディス鎌田

シアトルからアメリカに入国した時のことです。乗り継ぎ便まで1時間ほどしかなかったので、走りに走って入国審査の列に並びました。私の番になって係官が入国の目的を訊ね、「あなたは米国のビサを持っている。今回の訪問は短いがこのビ… 続きを読む