シャロームメモ 第52号
シャロームメモ
2023年2月17日
第52号
[1.] 「シャローム平和のための祈り」のセンター2月の意向を共に祈りましょう。
「シャローム平和のための祈り」は世界中のSSNDが毎日、心を合わせて世界平和のために祈れるように、各地域のSSNDが日にちを決めて祈っています。日本の担当は毎月の23日です。
各祈りの後に全員で右を唱えてください。「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください」
1. 主よ、道徳の破壊から世界を守り、無知と利己主義の闇から、私たちを解放してください。
2. 諸国の指導者を復活の光で照らし、悪の力から守り、すべての人の幸せを求める心をお与えください。特に広島サミットに集う人たちの上に聖霊のお導きが豊かにありますように。
3. 開発途上にある国々を助ける力を私たちにお与えください。すべての民が兄弟姉妹として平和に暮らすことができますように。
4. 戦争と事故の犠牲となった死者、特に、トルコとシリアの地震の犠牲となった人々を顧み、すべての苦しみから解放し、亡くなった方々には、永遠に生きる喜びをお与えください。
5. 主よ、私たちが批判や誤解を恐れず、進んで人に仕えることができるようにお導きください。
2021年4月20日に行われたSSND日本将来計画会議の決定により,「シャローム平和のための祈り」を日本の4共同体が月交代で担当することになりました。(「お知らせ」2021–28 4.28発行 参照) 今月は岩倉修道院の担当です。
2023年3月は今海道町修道院の担当になります。共同祈願の締め切りは3月14日(火)ですのでシャローム委員会のシスタージョアンナ宛メール添付で原稿をお送りください。よろしくお願いします。
[2.] 2月20日は「世界社会正義の日の国際デー」です
2008年、国連総会は毎年2月20日を「世界社会正義の日」と定めました。翌年の2009年から種々の取り組みが具体的に行われています。制定の目的は「社会正義の啓発」です。世界は貧困問題、特定の集団による他集団や個人の排除、男女間の不平等、人権にまつわる様々な確執や差別その他、枚挙にいとまがないほどで、21世紀に入って問題は深刻さを増しその解決が急務となっています。毎年社会正義の重要性とその拡大に向けてさまざまなテーマが設定されています。毎年ILO事務局長によるメッセージを発信し、社会正義の重要性を説いています。
★ILO(国際労働機関)………「世界の永続する平和は社会正義を基礎としてのみ確立
することができる」という憲章原則の上に打ち建てられています。
ちなみに最近のテーマを列挙します。
2020年は「平和と発展を望むならば、社会正義に向けて努力せよ」
2021年は「デジタル経済における社会正義の呼びかけ」
2022年は「正規雇用による社会正義の実現」
[ 3. ] 大軍拡・大増税の撤回を求める緊急署名への呼びかけを拡げましょう
岸田政権は昨年末「国家安全保障戦略」などの安保関連3文書を閣議決定しました。今回の決定は国会審議も経ず、国民の声を聞くことなく行われたもので、民主主義の原理に反するものですが、何より他国の基地や司令部などに向けたミサイルの保有は先制攻撃能力そのものであり、憲法9条に違反しています。政府はGDP比2%という軍事費増大を打ち出し、2027年までの5年間に軍事費を43兆円にしようとしています。こうして日本は世界第3位の軍事大国になり、そのための経費を教育・福祉・医療費などの社会保障費を削減することによって捻出しようとしています。こうして戦争への道に踏み出す大軍拡・大増税に反対し、憲法9条を守り、世界の平和をリードする国であり続ける道を確保して行きましょう。
署名にご協力ください。そして、知人の皆さまにも署名への賛同のお呼びかけをお願いします。署名用紙以下に申し込んでください。
〒612₋8081 京都市伏見区新町 11-365 憲法9条京都の会
Tel: 050-7500-8550、FAX:075-603-8135, Eメ-ル:kenpo@9-kyoto.net
お知らせ:
♥ シャローム委員会では下記の図書を購入しました。本部宣教準備室の書架にありますのでご利用ください。借り出しをご希望の方はシャローム委員会のSrs. ジュディス、ドミニカ、ジョアンナまでご連絡ください。
書名 「ボーダー 移民と難民」 著者 佐々木涼子
発行所 集英社 金額 1,980円(税込)
“ 憧れの国にたどり着いた人たちを私たちはどう受け入れてきたのか ”
上記新刊書内容の一部を紹介
佐々木涼子は旧友の「難民弁護士」児玉晃一と再会し、その案内で入管収容施設を訪れ、驚くべき人権侵害を目の当たりにする。日本に技能実習生を送る、アジア各国の送り出し機関で見た知られざる移民の実態。日本語学校教師として、外国人と関わってきた著者が、アルペなんみんセンターで難民たちと暮らし、見えてきた希望とは?
♥ シャローム委員会の書架(宣教準備室)に昨年4月より週刊雑誌「金曜日」を購入しました。特に自然、人、モノを扱い、SDGsに焦点を当て興味をそそられます。また、「THE BIG ISSUE」は月2回発行され、時宜にかなった内容が豊富で、私たちを啓発してくれます。
上記2冊に関し簡単に内容を紹介します。
★★ 「The Big Issue 」…….新春スペシアル企画 2023年1月15日発行
「南極と人類の未来」 杉山慎氏
人類の未来を左右する南極、溶け始めた〝氷床″。今起きている変異を探る
★★ 週刊「金曜日」 2023年2月10日発行
3.11から12年「避難中」なのに「原発回帰」これで本当に良いのか
♥ 日本カトリック正義と平和協議会2023年全国会議が開催されます
日時 : 2023年3月3日(金)~4日(土)
公開講演会(講師 Sr. 広田しずえ) 本会議
形式 : ハイブリッド形式(オンラインと対面のいずれでも参加できます)
テーマ : 「世界と日本の教会のジェンダー意識」
会場 : 日本カトリック会館
申し込み期間 2月14日(火)~2月20日(月)
公開講演会の申し込みはオンラインで3月2日まで。https://bit.ly3Y4gkla
♥ 2月6日未明(午前4時17分)、トルコ南部とシリア北部の一帯でマグニチュード7.8の大地震が発生しました。その後もM 7の強震が続き被害は甚大で多くの死傷者が続出し、現地は壊滅的です。一日も早い復旧作業が行われますようにと祈ります。 ★また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2月24日で一年になります。この戦闘は終わりが見えなくなり被害は甚大、そして人権が無視されています。平和を希求する相互の対話が開始され、神の平和がウクライナの地に戻ってきますように。