シャロームメモ第40号
シャロームメモ
2022年4月18日
第40号
[1.]4月22日は、「地球の日」です。
お知らせ2022-11号でお伝えしましたように、私たちはこの日に「ラウダートシー行動計画」の2年目を始めます。7年かけて取り組む7つの目標の2番目「貧しい人々の叫びに聴く」が今年の焦点です。
「貧しい人々の声」とは「聴かれていない声」「自分が聴いていない声」のことです。共同体の姉妹の声で自分が聴いていない声はどのような声でしょう? 関わりのある人々のどのような声に自分は耳をかたむけているでしょうか?この世界で響いている人々の叫びは、私の耳にどのように届いているでしょうか? 耳を開く恵みを祈り求めましょう。聞こえてきた声にどのように応えるか導きを願いましょう。
2-3か月に1回ほど、共同体で祈りの果実を分かち合い、年度の終わりには共同体を越えての分かち合いができれば良いでしょう。世界の叫びを聴くための参考になる図書をシャロームから貸し出します。しばらくお待ちください。2年目になりましても、1年目の目標「被造界の叫びに聴く」を引き続き心に留めていきましょう。
4月22日 地球の日( The Earth Day )
地球環境について考える日として提案された記念日です。
2009年の国連総会で採択され、2010年から実施されている記念日です。
最初、アースデイが提起されたのは1969年で、毎年「地球の日」の期間に世界各地で持続可能な社会を表現するイベントやアクションが行われています。「一人一人が地球のためにできることを、自分ができる場所で、自分ができるアクションを行う」という理念に基づき努力を重ねていきたいものです。
[2.]「シャローム平和のための祈り」のセンター4月の意向を共に祈りましょう。
「シャローム平和のための祈り」は世界中のSSNDが毎月の各日に交代で担当している世界平和のための祈りです。日本の担当は毎月の23日です。2021年4月20日に行われたSSND日本将来計画会議の決定により、「シャローム平和のための祈り」を日本の4共同体が月交代で担当することになりました。(「お知らせ」2021-28 4.28発行 参照)今月は小竹藪町修道院の担当です。
各祈りの後に全員で右を唱えてください。「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください」
2022年5月は松ヶ崎修道院の担当になります。共同祈願の締め切りは5月13日(金曜日)ですのでよろしくお願いします。
- ➀ 難民の子どもたちのために祈ります。
戦闘長期化が懸念される中、子どもたちの「学ぶ権利」が課題になっています。また、ポーランドの小学校へ受け入れられた子供たちはウクライナ語とポーランド語でコミュニケーションが一番の問題になっています。今後このような問題点が解決され、子どもたちが豊かに成長してゆけますように。
- ➁ ロシアのウクライナ侵攻で人口密集地を標的にして住宅、学校、病院等無差別攻撃で爆破し、多くの市民が犠牲になりました。一日も早くウクライナに真の平和が訪れますように。
- ③ コロナ禍によって生きる意味を失ってしまった人たちが周りの人々の支えを受け立ち直れますように。
- ④ 主よ、私たちが原発の放射能のごみ[死の灰]や、CO2を出すこと、処理汚染水の問題、使用済み燃料処理の問題など、多くの危険な問題を抱えていて、決してクリーンエネルギーでないことをもっと知ることが出来るようお導き下さい。私たちに国の政策や電力会社に対して声を上げてゆく力と勇気をお与えください。
- ⑤ チェルノルブイリ原発事故から36年たった今も廃炉作業が続いている現場で、少なくとも現状復帰する必要があります。日本も福島原発の廃炉作業が続いています。同じ深刻な状況の中で、未来の地球のために、全ての命のために、責任を持って対処していく力を神に祈ります。
お知らせ
- ➀「生かそう憲法 守ろう9条 5・3 憲法集会in 京都 」のチラシをお届けします。
5月3日(火・祝) 開会 14:45 開場 13:45
祇園・円山公園内 円山野外音楽堂にて集会が行われます。参加費は無料です。
既に皆さんにご協力いただきました「憲法改悪を許さない全国署名」の呼びかけがあります。 憲法ウオークもあります。
- ➁シャロームだより 4.5 第53号で『週刊金曜日』についてお知らせしました。毎週金曜日に週刊誌が届いています。4月8日号・4月15日号の内容のあらましをご紹介するために目次の別刷りを添付します。この週刊誌をご愛用くださり世界の動きを理解する一助になればと思います。