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ニュース

ネパールミッション近況報告

ネパールの人々にお心を寄せ、ノートルダムの教育活動をご支援くださっている皆さまへ

ノートルダムネパールミッションの近況報告をさせて戴きます。

バンディプールのノートルダム校は今年の5月1日で創立37年目を迎えます。創立以来ノートルダム教育修道女会はネパールカトリック教会の委任を受け、皆様のご支援をいただきながら、学校の教育と運営を担って参りました。創立時にノートルダム校は50名の幼稚園児を迎えましたが、今では幼稚園から12年生まで、800名を超える生徒を擁する学校になっています。現金収入の乏しい山村で、貧しい家庭の子どもたちにノートルダム校で学ぶ機会が与えられましたのは、皆さまのご支援による奨学金制度のおかげです。

今年3月1日、カトリックネパール教区のポール・シミック司教様は、バンディプールのノートルダム校に新校長を任命されました。ネパール出身のシラス・ボガティ神父様とおっしゃる教区司祭です。シラス神父様は、司教補佐を務めておられますが、2020年8月からは、兼務でバンディプール ノートルダム校のディレクターとしても学校に関わられました。学校の現状を知り、教職員や理事会メンバー、村人たちとも知り合っておられますので、校長職の移行がスムーズに行われることでしょう。開校後36年を経た今、現地の司祭が校長になられたことは私たちにとって喜びであり、未来に希望を感じる大きな一歩です。

シスターイヴァンジェラ今村は4月初めに、シスターミリアム金谷は5月末から6月初めには帰国します。これからは、ネパールの人々が中心になってミッションを継続するという新しい段階にはいります。私たちもクローバル市民としてこのミッションを側面から支え続けたいと思います。これまでの関わりをベースに異文化交流を深め、互いに学び合い支え合い、第三千年期に人類が模索している新しい生き方を共に見出して行く歩みの出発点になるのではないかと期待しております。

皆さま方には、今後とも続けてこの新たな旅路へのアイディア提供、ご寄付、活動へのご協力、祈りなどによるご支援をお願いできれば誠に幸いでございます。

これまでの皆さまの暖かいご支援に心より感謝申し上げ、皆さまの上に神さまの豊かな祝福をお祈りいたしております。

ノートルダム教育修道女会 シスターズ一同