1. HOME
  2. ニュース
  3. シスターの散歩道
  4. 赦し

ニュース

赦し

シスター ルース 森

赦し

  今年の年の黙想の時、思いがけない失敗をしました。毎日、夕方、30分のご聖体礼拝の時間があり、沈黙の祈りのあと、神父様からご聖体による祝福をいただきます。黙想会の終わりごろ、聖体礼拝の終わりに、神父様が祝福のために、ご聖体をかかげられたとき、けたたましくベルが鳴り響きました。みんな何事もないように、神父様の祝福をいただき、神父様は香部屋へお帰りになりました。すぐ、ひとりのシスターが微笑みながら私に近づいて来て、私が床に置いていた小さなバッグを指さしました。私のバッグの中で目覚まし時計が鳴っていました。夜、寝る前に、念のために、用意するのですが、鳴る前に目が覚めるので、この時計がこれほど大きな音をたてることを、私は知らなかったのです。

  礼拝後の夕食に神父様が来られたとき、「私の目覚まし時計でした。申し訳ありません。」と謝ると、神父様は、微笑んで、ちょっと頷かれたようでした。私はすぐ、自分が赦され、清められていることに、気づきました。そして、ふっと、自分の心の内を見ていました。そこは洗い清められたすがすがしい部屋のようでした。神さまの赦しはこれほど完全なのだと悟らせていただいたと思いました。