1. HOME
  2. ニュース
  3. 2017年

ニュース

年: 2017年

「待つ〕と言うこと

シスタージョアンナ徐

現代人は待つことが苦手だと言われて久しいです。 11月下旬、私はもみじの名所、永観堂を訪ねました。秋晴れの穏やかな朝、永観堂はすでに観光客で賑わっています。かつてノートルダム女学院中学高等学校に奉職中の頃は、私が住んでい… 続きを読む

錦秋に想う

シスタージョアンナ徐

私が住んでいる松ヶ崎界隈の錦秋は本当にゴージャーズで銀杏並木路を歩くのがいつしか秋を楽しむ私自身の風物詩となりました。今年は例年より早い紅葉を目にしながらこの秋をもう一度意識して迎えたいと目を凝らし、自然の移ろいを肌で感… 続きを読む

「堂々と負ける」

シスター ルース 森

「堂々と負ける」  九州場所も2、3日後に千秋楽をむかえますが、この場所中に、モンゴルの力士たちの間にいさかいがあったと聞いて、残念におもいました。相撲というと私は、いつだったか、ある力士から聞いた1つの言葉をおもいだし… 続きを読む

夕映え

シスターメリー・パトリシア久野

夕映え 秋の夕焼けが 目に沁みるようになりました。こういう季節になると思い出すことがあります。 ある時、職場で非常に屈辱的な体験をしたことがあります。 それを口にする事も出来ないほど傷つき、硬く凍ったような心のまま一週間… 続きを読む

誕生日 Part 3

シスタージョアンナ徐

11月をカトリック教会では「死者の月」と定めています。 11月1日、この日は諸聖人の祝祭日と称し、全世界の教会は、全ての聖人と殉教者を称え感謝を捧げます。そして11月2日、亡くなった人々のため全世界の津々浦々(つつうらう… 続きを読む

誕生日 Part 2

シスタージョアンナ徐

誕生日 Part 2 朝の祈りをしている私たちの居間に、ワカメスープの匂いがプーンと漂ってきました。もうすぐ叔父・叔母そしていとこたちが祝いのためにやって来るのです。 今日は父の誕生日。 母は白いエプロンを着け、朝餉(あ… 続きを読む

ミルクウィード(milkweed)

シスター ルース 森

ミルクウィード(milkweed)  今年8月、金祝の行事のために、アメリカ、セントルイスの修道院で2週間、すごしました。ある日、1人のアメリカ人の友人が、モナーク(Monarch)蝶のために、自分の家で育て、友人にも分… 続きを読む

誕生日 Part 1

シスタージョアンナ徐

第二次世界大戦の最中、私は650gの嬰児としてこの世に生を受けました。 当時25歳の母と父の超緊張した姿が幾重にも連想されます。ぐったりした母のそばで助産婦代わりに、私のへその緒を切った父はどんな思いだったでしょうか。余… 続きを読む

感謝

シスターメリー・パトリシア久野

くも膜下出血を患ったと聞くと多くの人が、「それくらいでよかったですね」と言います。その病では30%の人は死亡。30%の人には重篤な後遺症が残るそうです。私も、立つことなど思いもよらない事でした。そういう中で思いました。「… 続きを読む

カラスウリ

シスター ルース 森

カラスウリ  確か、8月24日の早朝だったと思いますが、「今日の花はカラスウリ、花言葉は…」というラジオ放送を耳にしました。1,2年まえ、京都御苑の南門ちかくの生垣で、1cmほどの白い5弁の先に、10cmもの豪華なレース… 続きを読む