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シャロームだより48-1

1.『すべてのいのちを守るための月間(91日~104日)』を健やかな地球を取り戻す更なる祈りと行動の時としましょう!

日本カトリック司教団は、今年から毎年、91日から104日を『すべてのいのちを守るための月間』と定めました。201586日、教皇フランシスコは、2007年以来世界のキリスト教諸教会で実践されてきたエキュメニカルな行動にカトリック教会も協働しようと呼びかけ、91日を『被造物を大切にする世界祈願の日』、91日から104日を『被造界の季節』と定めました。

  昨年日本は、『すべてのいのちを守るため』とのテーマで教皇訪問の機会をいただきました。回勅『ラウダート・シ』発表5年目に当たる今年、地球社会がコロナ・パンデミックに襲われ、教皇は「地球の叫びと貧しい人々の叫びはこれ以上待つことはできません」と緊急な訴えをしておられます。これに応え日本司教団は、『被造界の季節』を『すべてのいのちを守るための月間』と改め、すべてのいのちを守る祈りと取り組みの一層の強化を呼び掛けているのです。

  私たちノートルダム教育修道女会は、第24回総会指針でも「私たちはいのちの尊厳を守り、被造界を大切にするために他者と協働し、教育に携わり、声を上げ、行動します。」「私たちは、どの緊急で重要な世界の問題に取り組むかを会として識別し、思いもよらない方法で大胆かつ勇敢に答えます。」と私たちの決意を述べています。

  コロナ・パンデミックによって私たちは『すべてはつながり合っている』ことを痛感させられています。今年から始まる『すべてのいのちを守るための月間』を、是非、共に生きる私たちの地球を大切にし、地球の未来に希望を与える歩みの大きな一歩にして行きたいものです。それには『祈り』『学び』『行動』を並行して行うことが欠かせません。現状を知らなければ祈りが抽象的になるでしょうし、行動につながりません。『学び』のために、最近各共同体にお配りした教皇フランシスコによる。『パンデミック後の選択』の輪読などは良いスタートではないでしょうか。新聞・雑誌・テレビ・インターネットなどの情報源から膨大な情報が得られますが、福音や回勅『ラウダート・シ』のレンズを通して読めば、情報が祈りや行動への更なる助けとなることでしょう。共同体で一緒に読んで静修日のテーマとするのも一つの方法です。『パンデミック後の選択』をじっくり読むには各自が自分のコピーを持つのがよいかも知れません。 

  『全てのいのちを守るためのキリスト者の祈り』のパンフレットはすでに全員にお配りしましたので、少なくともこの期間、共同体で毎日祈るのはいかがでしょう。