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ニュース

シスターアン・ミリアム木村

信仰共同体  4月1日の早朝、共同体の姉妹が帰天した。45年に近い奉献生活を終えて、静かに、にっこりと笑って神様のもとに帰っていったと、そんなふうに思えてくる。地区の会計担当という重責を誠実に果たしながら、もの静かに生き… 続きを読む

よい先生

シスター ルース 森

よい先生 聖書に、1人の青年がイエス様に「よい先生!」と呼びかけるところがあります。私が出会ったよい先生の1人は、私のボルティモア滞在中に霊的指導をしてくださったアメリカ人のノートルダム・シスターです。 週に1度、彼女と… 続きを読む

コルベ師

シスター ルース 森

コルベ師 第2世界大戦中、アウシュヴィッツ強制収容所で、1人の囚人の身代わりとなって餓死室で亡くなったコルベ神父さまが贈られたマリア像が、山科の一燈園にあると聞いて、尋ねて行きました。資料館1階の展示室に入ると、かつて禁… 続きを読む

深き淵より

シスターメリー・パトリシア久野

主よ、私は深い淵からあなたに叫ぶ主よ、私の声を聞き私の祈りの声に耳を傾けてください。  「詩編130」 地震、津波、原発事故のお見舞い申し上げます。 大自然の威力の前では、如何に人間が脆く、人知と最先端の技術を尽くしたも… 続きを読む

すずめ

シスターメリー・パトリシア久野

物を整理していましたら、古い新聞記事が出てきました。 ハブがいる地方でハブによる人的被害を防ぐため、マングース30匹を放ったところ大いに増えて、特別天然記念物のくろうさぎも食べ始めた。そこで、マングースを一匹残らず駆除す… 続きを読む

違い

シスター ルース 森

違い 数年前のことですが、韓国ソウルのある修道院で3週間過ごし、大阪に帰ってきて、京都までのMK空港送迎バスに乗っていたときのことです。私の隣の席には、ヨーロッパから来て京都に住んでいるという青年が座っていました。彼も韓… 続きを読む

「今こそ永遠」

シスター ルース 森

「今こそ永遠」先日、京都新聞の「凡語」で、陶芸家の河井寛次郎の住まいが記念館になって公開されていると知り、訪ねてみたいと思いました。記念館の所在地や電話番号を知ろうと、「いつでもコール」に尋ねましたが分からず、新聞に「山… 続きを読む

ヴェールを通して  その一  手

シスターメリー・パトリシア久野

アメリカに滞在していたときのことです。 住んでいるところからふた筋ほど西に行くと黒人の方が大勢住んでいらっしゃる地域がありました。その近くで買い物をし、レジに並んでいましたら、空いている私の左手を誰かがそっと持ち上げまし… 続きを読む

くさび

シスター ルース 森

くさび 1月の初め、眼科の診察のために、地下鉄東西線のプラットホームで電車を待っていました。プラットホームには人影もなく、電車が来るのにもまだ間がありそうでした。ふと私は、時間になったら電車が来るのは当然のことで、人が心… 続きを読む

新しい年

シスターアン・ミリアム木村

 新しい年 1月7日、ノートルダム学院小学校、後期後半の授業が始まった日の朝、恒例の書初め大会が行なわれました。 学校に着くのが遅かったので、低学年の教室しか見ることができなかったのですが、そこに普段と違った充実した静け… 続きを読む