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ニュース

年: 2011年

セージの花

シスター ルース 森

セージの花 最近、京大病院に友人を見舞い、入り口近くの喫茶コーナーでお茶を頂きながら、しばらく話をしました。ちょうど昼時で、車椅子の病人と一緒に食事をする家族らしい人々、「注射は始めだけがちくっと痛いだけだよ」と幼い娘に… 続きを読む

忘れ物

シスター ルース 森

忘れ物 河原町教会での入門講座を終えて、修道院へ帰る途中でのことでした。東西線お池駅で電車を降りて丸太町線のプラットホームに立ったとき、何か手元が軽く感じられ、布の袋を1つ電車の座席に置き忘れたことに気づきました。長年、… 続きを読む

雑巾作り

シスターメリー・パトリシア久野

あるシスターから雑巾を集めるように頼まれました。 それはそのシスターの知り合いの方が「東日本大震災」の被災者の方のため何かをしたいと考え、雑巾を送ることを思いついて、そのシスターに依頼の手紙を送られたからでした。 コミュ… 続きを読む

ケリ

シスター ルース 森

ケリ 先日、唐崎駅から修道院へと歩いているときに、祇園祭りの鉦の音がかすかに聞こえたように思いました。歩いていくうちに、その金属的な音はますます大きくなっていきます。あたりを見回すと、道端の田んぼの傍の大きな建物の屋根の… 続きを読む

信頼

シスター ルース 森

 アメリカに滞在していたある日、日本から1通の手紙が届きました。そこに書かれていた1つの言葉が目に入ったとき、私の体に衝撃が走りました。それは「あなたの選択に信頼します。」という言葉でした。それが事実であったかどうかは分… 続きを読む

姫百合

シスターメリー・パトリシア久野

花屋さんに姫百合があるのを見つけました。 「一本ください」と言うと青年の店員さんは沢山の中から一輪だけ花をつけているのを選んでくれました。沢山花をつけているものもあり、「3輪くらいついているのがいいな」と思っていましたの… 続きを読む

「東日本大震災」を思う。  そのニ

シスターメリー・パトリシア久野

震災直後の新聞記事の中で強く印象に残ったものが二つあります。一つは、原発関係者の「原発には確かに危険性は残ります。でも、どこかで割り切らなければならないのです」という言葉。もう一つは、ある方が電力会社運営の「電力館」を見… 続きを読む

切り株から

シスター ルース 森

切り株から 先日、京都御苑にある閑院宮邸跡の収納展示物を見学する機会がありました。1室の隅に大きな松の切り株が置かれているのに目が留まりました。なめらかな断面の年輪には日本と御苑の主な歴史が記されており、「阪神淡路大震災… 続きを読む

「東日本大震災」を思う。  その一

シスターメリー・パトリシア久野

3月11日の「東日本大震災」以後何も書けなくなっていましたが、ブログを楽しみにしているとおっしゃってくださる方もありましたので、考えもまとまらぬまま、ボツボツ書いてみることにしました。 大震災から2週間ほど経った頃、アメ… 続きを読む

「ノット マイ ビジネス」

シスター ルース 森

「ノット マイ ビジネス」 長くはない私のアメリカ滞在中に気づいたことの1つは、シスターたちが私の計画や予定について尋ねるとき、「ノット マイ ビジネス、バット…(私がとやかく言うことではないけれど…。私が関るべきことで… 続きを読む