神の葦笛 シスターアン・ミリアム木村 待降節が始まると、きまって開く古びた本。それは、1944年、ニューヨークで発行された Caryll Houselander 著「THE REED OF GOD」です。 その本の最初の項目は、Emptiness(空―か… 続きを読む 2008.12.14 シスターの散歩道
東京の「よきサマリア人」 シスタージュディス鎌田 95歳になる母が転んで怪我をしました。同居の姉が美容院に行った間のことです。郵便でも取りに出たのでしょう。玄関を出て門までのことでした。 どれぐらい時間がたっていたでしょうか、通りかかった見ず知らずの青年が声を掛けてくだ… 続きを読む 2008.12.09 シスターの散歩道
待つ シスターアン・ミリアム木村 昔、幼かったころ、帰りを待って母が用意してくれるおやつの中に、火鉢に網を載せて、その上で焼く「かきもち」がありました。大寒の季節に入るとお餅をついて、それを薄く切り、かわかします。それを網の上で焼くと、ぱりぱりした「おか… 続きを読む 2008.12.03 シスターの散歩道
待降節が始まりました! シスタージュディス鎌田 「あなた方は賜物に何一つ欠けるところがなく、私たちの主イエスキリストの現れを待ち望んでいます。主も最後まであなた方をしっかり支えて、主イエスキリストの日に非の打ち所のない者にしてくださいます。神は真実な方です。」なんと言… 続きを読む 2008.12.02 シスターの散歩道
赦し シスターメリー・パトリシア久野 ある人がそっと私に言いました。私はクリスチャンです。人を赦すようにと言われて来ました。でも、赦せないのです。私も神様から赦されているのだから赦さなくてはと思うのですが、―どうしても赦せないーという気持ちになるのです。だか… 続きを読む 2008.11.30 シスターの散歩道
「信頼」と「希望」が未来を拓く シスタージュディス鎌田 11月28日はノートルダム教育修道女会(SSND)来日の記念日です。今年は60年目、SSNDにとって日本における教育活動の「還暦」にあたります。「還暦」、それは原点に還るときです。さて、私は丁度一週間前にシェラレオネから… 続きを読む 2008.11.28 シスターの散歩道
比叡見の丘 シスターアン・ミリアム木村 鹿ケ谷修道院の閉鎖に伴って、日本地区のアラカイブ(記録資料保管所)が岩倉修道院に移され、担当者の私も昨年12月に岩倉修道院共同体のメンバーになりました。 岩倉修道院に至る道はかなり長い坂道です。途中で立ち止まって振り返る… 続きを読む 2008.11.28 シスターの散歩道
こんにちは シスター ルース 森 “みなし児ハッチ”シスターとして私が女学院で初めて担任したのは中学1年Aクラスでした。クラスの全員が教室の後の戸棚に隠れていたり、黒板消しを全部隠したりする元気な楽しいクラスでした。ある日は教卓の上に小さな蜂が置いてあっ… 続きを読む 2008.11.28 シスターの散歩道