オオセンナリ シスター ルース 森 オオセンナリ(黒ホウズキ) 秋の気配が濃くなって、オオセンナリが結実を急いでいるようです。千成ホウズキというもう1つの別名のとおり、たくさん咲いた花が落ちた後、ガクが大きくなって小さな丸い実を包んでいます。名の分からない… 続きを読む 2010.11.07 シスターの散歩道
誕生日のプレゼント シスターメリー・パトリシア久野 彼女の二十歳の誕生日を家族で祝っていた時、突然お父さんが立ち上がって、ドイツ語でシューベルトのセレナーデを歌い始められたそうです。彼女は驚き、笑い転げ、皆があっけにとられている中、見事に最後まで歌い終わられたそうです。後… 続きを読む 2010.10.24 シスターの散歩道
語らい シスター ルース 森 語らい先日、山際の細い道を歩いているとき、道に両膝と両手をついて、何かに見入っている小さな男の子に出会いました。4歳ぐらいの子で、見入っているのはカマキリのようです。「カマキリだね。」と、私は声を掛けました。「ちょっと生… 続きを読む 2010.10.17 シスターの散歩道
道べから シスター ルース 森 道べから 去年の秋、散歩の道で見たことのない植物に出会い、実を採っておきました。小さなホウズキ型の実の外側はもう網状になっていました。今年7月、その小さな種を蒔いたところ、思いがけなくたくさんの芽が出ました。毎日のように… 続きを読む 2010.10.08 シスターの散歩道
名前 その三 シスターメリー・パトリシア久野 ノートルダム小学校の体育祭に行ったときのことです。 遠くから笑顔で近づいて来る女性がいました。そして「私はAです。子供が今ここの○年生です。私は今、本名の韓国名を名乗っています」と話しかけてきました。30年ほど前、高校三… 続きを読む 2010.10.01 シスターの散歩道
「貰い過ぎています」 シスター ルース 森 「貰い過ぎています」 7月の初め、私は名古屋の中部空港の出発ロビーにいました。搭乗までにかなりの時間があるので、売店でお茶を買うことにしました。カウンターに行くと、お茶とお菓子の袋を持った女の子と、5ドル紙幣を手に持った… 続きを読む 2010.09.10 シスターの散歩道
父の姿 その一 シスターメリー・パトリシア久野 その方の息子さんが最近一月ほど、初めての海外旅行をされたそうです。無事帰国された息子さんの体験を色々聞かせてくださいました。そして最後に「妻には○○、娘には○○のお土産がありましたが私にはないんですよ」とおっしゃいました… 続きを読む 2010.09.09 シスターの散歩道
ブルーベリー シスターメリー・パトリシア久野 修道院の庭でブルーベリーが紫に色着きました。高齢になり足がおぼつかなくて庭に出られないシスターのためそれを摘んできました。記憶のほうも定かでないその方は、喜んでそれを口にしながら言いました。 「これ、あなたが育てたのね」… 続きを読む 2010.08.29 シスターの散歩道
「2度苦しまない」 シスター ルース 森 「2度苦しまない」今年の暑さは異常だと誰もが感じ、言い合っています。朝の食卓でも「今日は何度なの?」、「38度の猛暑日になると、天気予報が言っていたわよ。」「本当にいやね。どうにかならないのかしら。」といった嘆きの会話が… 続きを読む 2010.08.25 シスターの散歩道
夏の日 シスターアン・ミリアム木村 夏の日 京都五山の送り火が消えると、「夏のお休みもおわりね」と、ひとりつぶやく。このつぶやきが誰かの耳に届いたとしても、声の主が「行く夏を」惜しんでいるとは決して思わないだろう。猛暑が続いてはいても、私の夏は恵みの日々… 続きを読む 2010.08.21 シスターの散歩道