深き淵より シスターメリー・パトリシア久野 主よ、私は深い淵からあなたに叫ぶ主よ、私の声を聞き私の祈りの声に耳を傾けてください。 「詩編130」 地震、津波、原発事故のお見舞い申し上げます。 大自然の威力の前では、如何に人間が脆く、人知と最先端の技術を尽くしたも… 続きを読む 2011.03.27 シスターの散歩道
すずめ シスターメリー・パトリシア久野 物を整理していましたら、古い新聞記事が出てきました。 ハブがいる地方でハブによる人的被害を防ぐため、マングース30匹を放ったところ大いに増えて、特別天然記念物のくろうさぎも食べ始めた。そこで、マングースを一匹残らず駆除す… 続きを読む 2011.03.10 シスターの散歩道
違い シスター ルース 森 違い 数年前のことですが、韓国ソウルのある修道院で3週間過ごし、大阪に帰ってきて、京都までのMK空港送迎バスに乗っていたときのことです。私の隣の席には、ヨーロッパから来て京都に住んでいるという青年が座っていました。彼も韓… 続きを読む 2011.03.04 シスターの散歩道
「今こそ永遠」 シスター ルース 森 「今こそ永遠」先日、京都新聞の「凡語」で、陶芸家の河井寛次郎の住まいが記念館になって公開されていると知り、訪ねてみたいと思いました。記念館の所在地や電話番号を知ろうと、「いつでもコール」に尋ねましたが分からず、新聞に「山… 続きを読む 2011.02.13 シスターの散歩道
ヴェールを通して その一 手 シスターメリー・パトリシア久野 アメリカに滞在していたときのことです。 住んでいるところからふた筋ほど西に行くと黒人の方が大勢住んでいらっしゃる地域がありました。その近くで買い物をし、レジに並んでいましたら、空いている私の左手を誰かがそっと持ち上げまし… 続きを読む 2011.02.05 シスターの散歩道
くさび シスター ルース 森 くさび 1月の初め、眼科の診察のために、地下鉄東西線のプラットホームで電車を待っていました。プラットホームには人影もなく、電車が来るのにもまだ間がありそうでした。ふと私は、時間になったら電車が来るのは当然のことで、人が心… 続きを読む 2011.01.28 シスターの散歩道
新しい年 シスターアン・ミリアム木村 新しい年 1月7日、ノートルダム学院小学校、後期後半の授業が始まった日の朝、恒例の書初め大会が行なわれました。 学校に着くのが遅かったので、低学年の教室しか見ることができなかったのですが、そこに普段と違った充実した静け… 続きを読む 2011.01.17 シスターの散歩道
60パーセント シスター ルース 森 60パーセント 去年の12月、大学の1年生に90分の話をする機会があり、何日も前から心をこめて準備をし、すべてが順調に運んだのですが、なぜか、心に不満が残りました。私が話しすぎ、学生たちも疲れたのではないかと思ったのです… 続きを読む 2011.01.13 シスターの散歩道
修道院での会話 シスターメリー・パトリシア久野 今いる修道院には高齢の人が大勢います。耳の遠い人 記憶のあいまいな人などがいますので会話がちぐはぐになりがちですが、長年修道生活をしていますので色々な知恵もあります。 先日、歯がガタガタになったとか、入れ歯の話になったと… 続きを読む 2011.01.10 シスターの散歩道
馬ぶねに シスター ルース 森 馬ぶねにご降誕祭が近くなって、修道院の客間のテーブルの隅に、クリスマスらしい飾り付けをしようとしました。ガンダーラ更紗のハンカチの上に、小さな木彫りの聖家族像と、秋の林で拾った松かさを置きました。そして、その後ろに、試験… 続きを読む 2010.12.25 シスターの散歩道