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協働

シスター ルース 森

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  今年3月末、私はアメリカでのミーティングに出席するために、京都駅から伊丹空港ゆきのリムジンバスに乗っていました。窓外にうつりゆく景色をながめながら、会の主催者の友人に送ってあるビデオのことを思っていました。実は、つい最近、その友人たちが、ちょうど1年前に京都をおとずれた記念と感謝のためにと、そのときの写真をつかったすばらしいビデオを送ってくれました。今回のミーティングで日本の紹介をどのようにしようかと考えているときだったので、私もビデオを作ろうと思いたったのです。撮りためてあった四季の花々、関係のある人びと、思いつくままに、新幹線や社寺、レストラン入口のサンプルの棚などの写真をつかい、コンピューターにつよい友人のお陰で、効果や言葉、音楽もはいったビデオを友人に送ることができ、友人からは称賛の言葉をもらっていました。
  その称賛の言葉につづく、「たくさんの人びとの助けがあったことでしょう」という言葉を思いだし、「たった二人でつくったのだ」と、誇らしく思いながらも、それだけではないと感じました。コンピューターにつよい友人がいて、私の願いに心をうごかし、こころよく私といっしょに時間をかけ、一心によいものを作ろうしてくれた、私たちは神さまといっしょに心をあわせて働いたのだと思ったのです。