修道院での会話
「困った、困った、ないわ」
「何を探しているの」
「お金を探しているの」
「お金? どうするの。何を買うの?」
「地理の勉強をするの、勉強するのにお金がいるでしょう」
「地理の勉強って、何を調べるの」
「天国に行く道を調べるの。調べなきゃあ困るでしょう?」
「天国に行く道!私知っているわ」
「本当! 知っているの。教えて」
「知っている。聖書に書いてあるの、後で教えてあげるわ」
「ああ よかった、教えてね!」
「うん、教えてあげる」
「帰りの道も教えてね」
「えーつ、帰ってくるの!」
「そりゃそうよ、行ったら帰ってこなくちゃね」
90歳を過ぎた修道者とのある日の会話でした。
イエスは天を仰いで言われた。
「父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現わすようになるために、子に栄光を与えてください。あなたは子にすべての人を支配する権能をお与えになりました。そのために、子はあなたからゆだねられた人すべてに、永遠の命を与えることができるのです。永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエスキリストを知ることです。」 ヨハネ福音17
十字架にかかる前、最後の晩餐でのイエス様の祈りです。
いつまでも、神様と一緒にいること、……天国のこと……、永遠の命のことが大きな関心事でありたいものです。