熊
ある研修会で軽井沢に行きました。講話の合い間に散歩に行こうとすると、玄関に置いてある鈴を持っていくように薦められました。今は(十月)冬眠を前に熊が頻繁に出るから、鈴を鳴らしながら歩くようにと言うことでした。その音を聞いて熊のほうで人間を避けるそうです。
紅葉の始まった木々を見ながら熊に出会ったとき、無事に逃れる方法を話しながら散歩をしました。熊は走るのも速いし、木にも登るのでどうしたものかと言いながら散歩をしました。
その時、以前おじさんが、秋田県でマタギをしていたと言う人から聞いた話を思い出しました。
熊は追い詰められると最後に、両足で立ち上がり両手を挙げてわっと上から覆いかぶさるようにして人間を襲うそうです。その、立ち上がった瞬間に短刀を持って熊の懐に飛び込み心臓を一突きにするそうです。
両者が文字通りその一瞬に命を賭けるわけです。
刃物を使いこなす術も、熊の懐に飛び込む勇気もない私達は結局、しっかりと熊を見据えて「主イエスの名によって言う、熊よ、近寄るな!山へ帰れ!」と言いましょうということになりました。
最悪の状況の中でもその状況を打破できる‥‥主イエスの助けによって打破できると確信している私達は何て幸せなのでしょうと話しながら散歩しました。
自分の中にある悪しきものへも「主イエスの名によって言う!去れ」と言いたいものです。