名前
小学校に入る直前、両親の名前を知らされました。
両親に名前がある!!
それは、大変な驚きでした。
お父さんは「お父さん」 お母さんは「お母さん」で充分で、それ以外に両親の個々の世界があることなど想像もつかなかったのです。
両親にも名前があることをやっと納得したとき、両親と自分の間にスッと隙間が出来、自分が独りぼっちになったように感じました。
名前があると言うことは、個々が別々の尊厳ある存在ということでしょう。
「あなたは私のもの、私はあなたの名を呼ぶ。
私はあなたを造った。恐れるな。私はあなたと共にいる」 イザヤ書より
「あなた方は知らないのですか、あなた方は神の住まいであり、
神の霊が自分の中に住んでおられることを」 コリント前書より
親子であっても互いの中に神を見、尊敬を持って接していくことが大切なのでしょう。
互いを自分の所有物のように思うとき、悲劇が起こるのでしょうね。