笑顔が運ぶクリスマス
クリスマスまであと10日となった日曜日、たくさんの笑顔に出会いました。ノートルダム女学院ボランティアスクールのクリスマスパーティーです。
今年は33回目、勿論第1回からスクールをサポートして下さった「車いすと仲間の会」の事務局長、中井敬二さんのお顔も見えました。障害をお持ちのお客様は「日本自立生活支援センター(JCIL)」の関係者を中心に15名、車いすの方がほとんどです。また、発語が難しい方が大部分で、中には文字盤を指しながらコミュニケーションをなさる方もあります。園部、城陽、奈良、舞鶴など遠方から毎年楽しみに来て下さいます。
生徒1~2名がお客様お1人のパートナーでした。参加5回目という高校2年生もいますが、多くは初めて、または2回目の参加です。初対面で緊張気味の生徒たちも頑張って自己紹介をし、真剣にお話しに耳を傾けました。
パーティーはクリスマスの祝福をいただくごミサで始まり、楽しいお食事会となります。オーケストラクラブとコーラスクラブの生徒たちがクリスマスミュージックで盛り上げてくれました。このころから生徒たちもリラックスし、笑顔が溢れてきました。パートナーのお客様に教えていただき、必要なお手伝いができた達成感もあるでしょう。お客様方も、娘や孫のような生徒たちとの交わりを楽しまれます。今年は舞鶴からとれとれブリのお刺身をいただき食卓は更に賑わいました。
パーティーのフィナーレはお客様と生徒のティーム対抗によるビンゴゲームでした。クリスマスカードの交換でお別れを惜しむ様子を見ていると、このパーティーのひとときが生徒たちも含め参加して下さった皆さんにとって良い時であったことがわかります。
キリストの誕生の夜、野宿をしていた羊飼いの所へ天使が現れ、「私は、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」と言います。(ルカ2:11)クリスマスは皆にとっての喜びの日。今日の笑顔も近づくクリスマスの良い準備ではなかったでしょうか。