シャロームメモ第51号
シャロームメモ
2023.1.27
第51号
[1.]「シャローム平和のための祈り」のセンターの1月の意向を共に祈りましょう
「シャローム平和のための祈り」は世界中のSSNDが毎日、心を合わせて世界平和のために祈れるように、各地域のSSNDが日にちを決めて祈っています。日本の担当は毎月の23日です。
各祈りの後に全員で右を唱えてください。「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください」
1.コロナやインフルエンザの感染が激増する中、高齢者の孤独死、ホームレスで住む場所のない人々、家庭不和や家庭内暴力で苦しむ人々等、人々との絆が薄れる社会で、周囲の人々が、他の人々のニーズに敏感に気づきながらお互いに助け合い協力していく社会を築いていくことが出来ますように。
2. 世界の国々が神から頂いた富を公平に分かち合い、国の指導者だけの責任ではなく、私たち一人ひとり何ができるかを考え、心の目を開いて、戦争のない社会づくりに努力していくことができるように祈りましょう。
3 インターネット時代に生きる若い人々が、不健全な情報に心を奪われることなく、明るい社会を築くためにどう過ごせばよいかを積極的に考え、共に協力していくことが出来るように祈りましょう。
4.コロナ禍で、現在の経済不況の中で職を失った人々、オンライン授業で人間関係を断ち
切られている多くの孤独な生徒、学生達が周囲の人々との繋がりを大切にしていくことができますように。
5 精神的、物質的貧しさで 苦しんでいる人々、人間関係で生きる希望が見いだせず、引きこもりがちな人々、社会的に弱い立場にいる人々のニーズに敏感にこたえていくことが出来る心の広さ、寛大さを養っていけますようお導き下さい。
- 2021年4月20日に行われたSSND日本将来計画会議の決定により,「シャローム平和のための祈り」を日本の4共同体が月交代で担当することになりました。(「お知らせ」2021–28 4.28発行 参照)今月は松ヶ崎修道院の担当です。
2023年2月は岩倉修道院の担当になります。共同祈願の締め切りは2月15日(水)ですのでよろしくお願いします。シャローム委員会のシスタージョアンナ宛メール添付で原稿をお送りください。
[2] 1 月24日は「 教育の国際デー 」です
2018年12月3日、国連総会は「どの国に生まれても当たり前に教育を受けられることを目指したい」との願いを込め、毎年1月24日を教育の国際デーとすることを決議しました。今年で5回目となる「教育の国際デー」は世界の平和と発展における教育の役割を称え、教育の取り組みを一層強化する必要性を強調しています。また、平和で安全な国際社会を維持するうえでも教育は保護されなければなりません。
また、SDGsのゴール4は「すべての人々に包括的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」ことを提案しています。特に現下では子供の貧困対策や持続可能な開発のための教育の促進は緊急を要しています。
★★★ ちなみに国連の2018年の統計によりますと、小学生12人に一人、中学生の6人に一人、そして高校生の3人に一人が学校に通っていないということです。
貧困、ジェンダー平等、環境問題など特に開発途上国の子どもたちが置かれている現状は悲惨です。そのために彼らを援助する私たちの具体的行動を考えてみませんか。
~ 例 ~ 古本を回収して教育を支援する資金にする
古着を回収し、必要としている国々に送る
教育活動をテーマにしたフォーラムに積極的に参加する
教育の諸問題を解決するための活動を支援したり、募金・寄附を行う
[3.]1月27日は「 ホロコースト犠牲者を想起する国際デー 」です
2005年12月、第60回国連総会は1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と制定しました。
第2次世界大戦中、ナチス・ドイツはユダヤ人などに対し組織的に大虐殺を行い、約600万人にも上る人々が殺されました。1945年1月27日、ソ連軍によってポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所は解放され、この日を記念して国際デーを採択しました。この日、私たちは2度とこのような悲劇が繰り返されないよう教育を通し歴史から学ぶことを心に刻みます。毎年迎えるこの解放記念日の1月27日、憎悪、敵対感情、人種差別や偏見が持つ危険性を人々に警告することを目的に国連総会で決議されたこの日を忘れないようにしたいものです。世界各国の国連広報センターでもこの国際デーの意義を知らせ、歴史から学ぶことの大切さを訴えています。
★★★
皆様、明けましておめでとうございます。新しい年の上に神様の祝福と恵みを祈ります。
昨年いただきました皆様からのご協力とご理解に感謝申し上げますとともに今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年1月下旬から始まったコロナパンデミックの一日も早い終息を共に祈りましょう。また、長期化し疲弊してゆくウクライナ・ロシア間の戦闘が対話と和解を通して平和への糸口を見出せますよう平和の神に祈りましょう。