シャロームメモ48号
シャロームメモ
2022年10月18日
第48号
[1]SSNDは今、会として共に『ラウダート・シを生きる7年間の歩み』を進めています。
2年目の今年は「貧しい人の叫びを聴く」ことを目標にしています。この半年、私たちは貧しい人の叫びをどのように聴き、その叫びにどう応えているでしょうか?個人としての取り組みと同時に、共同体としても共に祈り分かち合い、分かち合いのまとめを 11月26日までに本部オフィスに提出していただくようお願いしています。祈りと実践の果実を、修道院共同体を超えて分かち合うことにより、ラウダート・シの学びと理解を深め、実践を広げるためです。(シャロームメモ 第46号 8月31日参照)よろしくお願いします。
[2]「シャローム平和のための祈り」のセンター10月の意向を共に祈りましょう
「シャローム平和のための祈り」は世界中のSSNDが毎日、世界平和のために祈れるように、各地域のSSNDが日を決めて共同祈願づくりを担当しています。日本の担当は毎月の23日です。
各祈りの後に全員で右を唱えてください。「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください」
- 世界のいたる所で、紛争のために多くの幼い命が失われています。命を奪われた子供たちに、神が永遠の安らぎをお与え下さいますように。
- 性的暴力の犠牲になった女性のために祈ります。慈しみの神が、彼女たちの心の傷を癒し、再び生きる力をお与え下さいますように。
- 現代社会の中で、若い人々が将来に希望を持って正しい道を歩んで行けますように、
神よ、彼らを導き照らしてください
- 日本で生まれ育ったにも関わらず、在留資格がなく、毎日強制送還の不安のうちに生活している子供たち、若者がいます。国の寛大な措置により彼らに明るい未来が来ますように。
2021年4月20日に行われたSSND日本将来計画会議の決定により,「シャローム
平和のための祈り」を日本の4共同体が月交代で担当することになりました。
(「お知らせ」2021–28 4.28発行 参照)今月は岩倉修道院の担当です。
2022年11月は今海道町修道院の担当になります。共同祈願の締め切りは11月11日(金曜日)ですのでよろしくお願いします。シャローム委員会のシスタージョアンナ宛メール添付で原稿をお送りください。
[3]日本国憲法改定について以下のように勉強会を計画しています
12月10日(土)2:00~4:00
12月17日(土)2:00~4:00
*講師は小笠原伸児弁護士です。会場については追ってご連絡します。
日本国憲法は公布から今年で76年目です。これまでに自民党は、「戦争のできる普通の国になる」ことを目指し、何回か憲法改定への動きを試みましたが、その都度国民の多数はイデオロギーを超え、「戦争には反対」との意志を明確に表してきました。けれどもロシアのウクライナ侵攻を期に一気に軍事予算の倍増が決まるなど、「自分の国は自分で守らなければ」というムードが国民の間にも広がってきた感があります。ところが実際今、世界を巻き込んでロシアとウクライナの間に起きている戦争は、終わりのない暴力の応酬に過ぎません。強力な武器で戦争を終わらせることができないのは明らかです。
10月2日、フランシスコ教皇はバチカンにおける昼の祈りで、ロシアのプーチン大統領に呼びかけています。「…戦争は解決策ではなく、破壊にすぎません。…神の名によって…私は改めて即時停戦を訴えます。」
フランシスコ教皇と共に私たちも不戦の誓いを明記する日本国憲法を守り、戦争に翻弄される世界に平和をもたらすことができるよう、学び、祈り、働きかけましょう。
[4]10月2日は「国際非暴力デー International Day of Non Violence 」です
2007年6月15日、国連総会は10月2日を国際非暴力デーに制定し
その年の10月2日、第1回目を迎えました。
この日はインド独立運動の指導者で非暴力の哲学を説き実践したマハトマ・ガンディ(1869-1948)の誕生日です。ガンデイーは20世紀の最も偉大な政治的、
精神的指導者の一人として世界中から尊敬されています。彼は「非暴力は人類に残された最大の力。それは人類が発明した最大の破壊兵器よりもさらに強力である」と力説し,生涯を捧げました。
「国際非暴力デー」制定の目的……教育や国民意識を高める運動を通じて非暴力のメッセージを世界各地へ広め、非暴力の理解と文化を実現する。
国際非暴力デーには記念活動の一環として国際連合の事務総長が声明を発表します。
[5.] 10月16日は「世界食糧デー」 World food Dayです
国連が定めた記念日で、世界の人々が協力し助け合いながら最も基本的な人権の一つである「食料への権利」を実現し、すべての飢餓を解消することを目的として制定されました。すべての人が安全で栄養あるものを十分に食べることやおいしくいただくことは大切ですが、現在それが実現できていません。食べ物は十分足りているのですが、世界の食糧問題は深刻です。その背景には次のような問題があります。
- 生産しているけれど十分食べられない。
- 高くて買えない/食糧価格の値上がりの影響
- たくさん捨てている→世界では毎年、食料の1/3にあたる13億トンが捨てられ、消費期限切れで捨てられるものもあります。
[6] お知らせ
- 『生かそう憲法、守ろう9条 11・3憲法集会in京都』が行われますのでぜひご参加ください。参加なされない方は、お祈りでの参加もぜひよろしくお願いいたします。
円山野外音楽堂 1:30~3:30
その後 四条通、河原町通を経て京都市役所前まで「憲法ウォーク」があります
- シャローム第47号で改憲に反対する署名のお願いをしておりますが、署名済みの用紙はまとめてシャローム委員会宛てお送りください。引き続き署名を集めておられるのでしたら、署名終了後、残りの分をお送りください。
- 京都ノートルダム女子大学主催の公開講座のご案内
テーマ……「ひきこもりとその支援 ~今を生きること~」
講師…….河瀬雅紀先生 中藤信哉先生 光永智香先生
日時……11月6日(日)14:00~16:00
場所……京都ノートルダム女子大学 ユージニア館NDホール
参加費….無料(事前申込制)
- 「京都いのちの電話」40周年記念公開講演会へのご案内
深いヒントがいただけると思います。ご都合がつけば、是非お越しください。「京都いの ちの電話」の創設にはS. ドロレス石崎も関わられました。
日時:11月13日(日)午後2時~3時半
会場:ウィングス京都 2階イベントホール
講師:柳田邦男氏
テーマ:「ことばと生きなおす力」
- 「女性と子どもの自殺」が2年連続で増加しています
自殺対策の指針となる新たな自殺総合対策大綱を政府が14日、閣議決定しました。コロナ禍の2020年以降、女性の自殺者数が2年連続で増加し、小中高校生も過去最多を含む高い水準となっていることから、「非常事態」が続いているとしています。女性や若者、子どもへの対策強化などを重点施策に掲げたほか、厳しい雇用環境の影響を受けた非正規雇用者やひとり親などへの支援も必要だとしています。(朝日新聞デジタル10月14日)
- 新着書のご案内
下記の図書を購入しました。本部宣教準備室の書架にありますのでご利用ください。借りだしをご希望の方はシャローム委員までご連絡ください。
書名 「プラスティック・フリー生活」~「脱プラ」入門ガイド決定版~
プラスチックは私たちの生活に深く浸透し不可欠なものになっていますが、見落としがちなその脅威についても、改めて見直す助けとなるでしょう
著者 シャンタル・プラモンドン/ジェイ・シンハ共著 服部雄一郎訳
NHK 出版 発行年月日 2019年5月25日