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ネパールからの便り

日本では秋も深まり、美しい自然の中、ご健壮にお過ごしの御事と拝察いたします。

こちらネパールでは漸く雨季が終わり、日中の陽差しの強さと朝夕の涼しさに秋を感じる今日この頃でございます。

さて、2019年度は、神の恵みの素晴らしさと、その試練の厳しさを体験する年となりました。

平常の、当たり前のような毎日が、そのまま恵みに満たされたものであったことを知り、コロナを恐れて自由な行動を制限された毎日に戸惑いを感じながら過ごす今日この頃です。

5か月間の学校閉鎖の後、漸く集合数を制限しながら、生徒数半分、授業時間半分の学校生活が始まったのも束の間、一か月も満たずに再び学校閉鎖になりました。インドから帰国した人が隔離所を通さずに勝手に村に帰って来たため、家族に伝染、子供が学校へ行っていたため、学校も閉鎖、村も閉鎖ということで、煽りを受けたノートルダム校も閉鎖することになりました。この秋休みの2週間に、騒ぎも一段落し、学校再開になることを願っております。

ここで、アルテュンカ村の子供と学校の写真を見ていただきたいと思います。ミリアム会の松本様もご同行され、旅行団の皆様から頂いたご寄付で仕上げることになっていた保育園の部屋は、数カ月後の大雨で、建物の壁が壊され、内部は土砂に埋もれてしまいました。校長先生に教室を早く仕上げるようにと奨めていたことでしたが、村人の協力が得られずそのままになっていたものです。戴いたご寄付はそのまま手元にあり、役場の援助金を待って、周りの保全を完了してから建物を補修し、教室を作るということになっています。慌てて教室を作らなくてよかったという思いと、本当にいつになったら出来上がるのかという思いに揺れています。