シャロームだより47-3
3.シャローム平和のための祈りのセンター、6月の意向」をお届けします。恵みの家が全世界のSSNDを代表して世界のために祈る23日、またはその後にも、コミュニティーで、個人で、または関わりのある方々と共に、心を合わせて祈りましょう。
⓵.アメリカで起きた黒人男性、ジョージ・フロイドさんの殺害事件で、全世界の人々が立ち上がり、この機会を真の平等な世界に向けて、制度改革なども含め人種差別をなくし、社会変革への大きな一歩としなければならないと声を上げています。CP管区も私たちの思いを『声明文』として発表しています。平和の主よ、どうか私たち全ての願いを祝福し、現実のものとしてください。また、真摯な抗議行動が暴力行為に発展することがありませんようお守りください。
②.『世界難民の日』に当たって祈ります。心身共に日々生存の危機にさらされながら生きざるを得ない難民・避難民の苦悩を私たちが深く共有することができますよう照らしてください。私たちを「無関心の罪」から救い、彼らに希望の光をもたらすため、たとえ小さいことでも実行することができますよう導いてください。
③.インターネットやSNSに投稿される心ない言葉が人を傷つけ、時には人を死に追いやっています。私たちが違いを認め、互いに尊重しあって豊かな社会を築くことができますようお導き下さい。
④.特別養護老人ホームや病院での面会ができるようになったことを神様に感謝いたします。入所、入院されている人々が面会によって元気づけられますように、また、コロナウイルス感染から守られますようお助け下さい。
⑤.昨年核保有国が、核兵器の維持や開発などに使用した費用を上位3位までを挙げますと、1位アメリカ354億ドル(3兆7800億円)、2位中国104億ドル、3位英国89億ドルだそうです。核保有国が核を捨て、共に暮らす家・地球を愛し、守っていく国へと変えられますように、2017年に国連で採択された核兵器禁止条約を発効に至らせることができますよう、各国のリーダーを照らし、人類社会を導いてください。
⑥.入国管理センターで長い間収容されている人々のために祈ります。食事や医療、その他の待遇が改善され、人権が守られますように。また、早く収容が解かれ、一人ひとりの事情を考慮しての支援が得られますように。私たちが苦しんでいる人々の声に耳を傾け、寛容な社会を築いていけますようお導き下さい。
⑦.6月23日『沖縄慰霊の日』に当たり、この日特別な祈りを捧げておられる那覇司教区の皆さんと共に祈ります。沖縄戦によって無念の死を遂げられた20万人の方々が神の愛のうちに永遠に安らかに憩われますように。沖縄戦のつらい体験によって、沖縄には強い平和への志向があり、辺野古に新基地の建設はいらないという住民の意思もはっきりしていますが、日本の中央政府は工事を続行しています。どうか、沖縄戦から75年目の今年が、沖縄にとって平和な沖縄に向けて大きく舵を切る年となりますようお導きください。