七五三

　　きょう、高野教会でも七五三のお祝いがありました。ミサのなかでは、大きい子供たちが元気に聖書を朗読し、答唱をうたい、共同祈願をいのり、小さい子供たちは神父さまから、たっぷりの聖水で祝福をうけ、お祝いのお菓子をいただき、和やかな、心温まるお祝いでした。小春日和の今日は、おだやかに陽のさす教会の庭で、人々はミサの後もくつろぎ、中高生のカフェからお茶やお菓子を買って、とりとめもない会話を楽しんでいました。

　　あたりを走りまわっていた、今日お祝いをした小学校1年生の男の子が、「大発見だよ！」と声をあげました。「何なの？」と大人たちが行ってみると、聖堂から司祭館へ続く石畳の道に立っている男の子は、石畳のなかの１つ石を指さして、「ハートの形！」といいました。それは幅３０センチもある美しいハートの形をした石でした。いつも皆が歩いている道なのに、誰もその石に気づかなかったことに、皆おどろいたのです。

　　今日の神父さまのお説教も、今週末に来日される、フランシスコ教皇さまも、貧しい人、痛みを持つ人にやさしい心で進んで関わるようにと勧めておられます。子供たちの健やかな成長を祈る今日、このハートの石を発見したことは、貧しい人、痛みを持つ人、子供たちへの、やさしい心を約束する教会の人々の心のように感じられました。