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ニュース

「愛をこめたから」

シスター ルース 森

「愛をこめたから」  時おり、修道院にママといっしょに遊びにきてくれる5歳の男の子の幼稚園でも、「夕涼み会」がありました。年長さんたちの夏の年中行事とのこと。  その日の午前中、年長さんたちは、ニンジンやジャガイモを切っ… 続きを読む

魔法の西瓜

シスタージョアンナ徐

果物の中でも夏を象徴する西瓜が食卓に上るたびに、私は夏休みも殆ど終わりに近づき、泣きべそをかきながら宿題に追われていた頃のことを懐かしく思い出します。 それは登校日が迫っていた8月下旬のことでした。ラジオ体操は毎朝6時半… 続きを読む

心躍る一通の封書

シスタージョアンナ徐

夏になると友人・知人から暑中見舞いや音信を問う懐かしい手紙が届きます。何気なく封筒を見た途端、その方の自筆に出会い、今その方が私の傍にいるようで幸せが広がってきます。また、素敵な切手を見ますと嬉しさも倍加し、送ってくれた… 続きを読む

「私は誰か」

シスター ルース 森

「私は誰か」  ずっと以前、京都駅ちかくのホールであった、石井完一郎先生 主催の、「私は誰か」という講座に出たことがあります。単位をとる学生もまじる大人数の階段教室でした。  私たちは、まず、会場を歩いて、できるだけたく… 続きを読む

シスター ルース 森

種  ご近所からいただいて、粉のようだと思いながら蒔いたペチュニアの種が、芽生え、6月はじめに真っ白な初花を咲かせてから、7月下旬の今にいたるまで、薄いピンクの花から濃い紫までの色や形や模様のちがう花々を、手品のように繰… 続きを読む

ペチュニア

シスター ルース 森

ペチュニア  手術後の不安をかかえながら退院した2月末、修道院の郵便受けに私宛のうすい封筒がはいっていました。時折、花の話をするご近所の女性からで、表に「ペチュニアの種」と書いてあります。中には小さなプラスチックの袋に小… 続きを読む

英語との出会い 「卵エピソード 上」

シスタージョアンナ徐

グローバル社会では英語が必須だと多くの人は言います。かつて英語を習いたての中学一年生だった私は思春期の真っ只中、誰しも戦後は貧しかったわけですが、リッチに過ごしたいと精神的なかっこ良さを求めていました。 小学校では担任は… 続きを読む

「与作」

シスター ルース 森

「与作」  今年1月下旬から1カ月の入院をとおして学んだことの1つは、歌を歌い、聞くことの楽しさと歌の持つ力です。入院中のある日曜日の午後、小さな携帯ラジオのスイッチを入れると、ジェロさんが「与作」を歌うというのです。歌… 続きを読む

探しもの

シスタージョアンナ徐

今、持ってきた書類が見つからないのです。ハンドバッグに入れたはずの鍵がないのです。そして定期も見つかりません。ちょうど雨が降りそうだったので先ほどバッグに入れておいた雨傘を取り出そうとしましたが見つかりません。玄関と部屋… 続きを読む