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ニュース

花ばさみ

シスター ルース 森

花ばさみ  花ばさみを使おうとおもって、いつもしまってある机の引き出しを開けましたが、みあたりません。たしかに、2,3日まえに使った覚えがあります。修道院の庭に秋をつげて、楚々と咲き始めた白花シュウメイギクを切って、お客… 続きを読む

花を活ける 下 小宇宙

シスタージョアンナ徐

祭壇に活けられた花は祭儀の美をより一層高め、祈りを深めると言われます。 ローマ在住の間、新しい花たちとの出会いが楽しみでした。夢中になって土曜の一日を聖堂で過ごしました。 毎週、新しい花を祭壇に活けるに先立ち、花々への感… 続きを読む

花を活ける 上 ローマの花市

シスタージョアンナ徐

本会のローマ総本部で過ごした5年間(2006-2011)、私は毎週土曜日、花市へ出かけました。聖堂へ花をいけるのは私の大切な仕事の一つでした。 花と向きあう時はいつでも、この花々が幸せと平和を私に感じさせてくれたものです… 続きを読む

「心の中の天使」

シスター ルース 森

「心の中の天使」  大型の21号台風がきた朝、私は通っている病院でのリハビリの予約がありました。京都市内のすべての学校もお休みになり、デパートさえも閉まり、ラジオもテレビも、早くから外出をひかえるようにと告げています。朝… 続きを読む

もつれた電話コードとの対話

シスタージョアンナ徐

私の修室の電話コードが修復不可能と思えるほどにもつれてしまいました。 今日こそ,その電話コードを直そうと決心はするのですが、実行には至りませんでした。そうこうしているうちに一つのインスピレーションが沸いてきました。もつれ… 続きを読む

「愛をこめたから」

シスター ルース 森

「愛をこめたから」  時おり、修道院にママといっしょに遊びにきてくれる5歳の男の子の幼稚園でも、「夕涼み会」がありました。年長さんたちの夏の年中行事とのこと。  その日の午前中、年長さんたちは、ニンジンやジャガイモを切っ… 続きを読む

魔法の西瓜

シスタージョアンナ徐

果物の中でも夏を象徴する西瓜が食卓に上るたびに、私は夏休みも殆ど終わりに近づき、泣きべそをかきながら宿題に追われていた頃のことを懐かしく思い出します。 それは登校日が迫っていた8月下旬のことでした。ラジオ体操は毎朝6時半… 続きを読む

心躍る一通の封書

シスタージョアンナ徐

夏になると友人・知人から暑中見舞いや音信を問う懐かしい手紙が届きます。何気なく封筒を見た途端、その方の自筆に出会い、今その方が私の傍にいるようで幸せが広がってきます。また、素敵な切手を見ますと嬉しさも倍加し、送ってくれた… 続きを読む

「私は誰か」

シスター ルース 森

「私は誰か」  ずっと以前、京都駅ちかくのホールであった、石井完一郎先生 主催の、「私は誰か」という講座に出たことがあります。単位をとる学生もまじる大人数の階段教室でした。  私たちは、まず、会場を歩いて、できるだけたく… 続きを読む

シスター ルース 森

種  ご近所からいただいて、粉のようだと思いながら蒔いたペチュニアの種が、芽生え、6月はじめに真っ白な初花を咲かせてから、7月下旬の今にいたるまで、薄いピンクの花から濃い紫までの色や形や模様のちがう花々を、手品のように繰… 続きを読む