くさび シスター ルース 森 くさび 1月の初め、眼科の診察のために、地下鉄東西線のプラットホームで電車を待っていました。プラットホームには人影もなく、電車が来るのにもまだ間がありそうでした。ふと私は、時間になったら電車が来るのは当然のことで、人が心… 続きを読む 2011.01.28 シスターの散歩道
新しい年 シスターアン・ミリアム木村 新しい年 1月7日、ノートルダム学院小学校、後期後半の授業が始まった日の朝、恒例の書初め大会が行なわれました。 学校に着くのが遅かったので、低学年の教室しか見ることができなかったのですが、そこに普段と違った充実した静け… 続きを読む 2011.01.17 シスターの散歩道
60パーセント シスター ルース 森 60パーセント 去年の12月、大学の1年生に90分の話をする機会があり、何日も前から心をこめて準備をし、すべてが順調に運んだのですが、なぜか、心に不満が残りました。私が話しすぎ、学生たちも疲れたのではないかと思ったのです… 続きを読む 2011.01.13 シスターの散歩道
修道院での会話 シスターメリー・パトリシア久野 今いる修道院には高齢の人が大勢います。耳の遠い人 記憶のあいまいな人などがいますので会話がちぐはぐになりがちですが、長年修道生活をしていますので色々な知恵もあります。 先日、歯がガタガタになったとか、入れ歯の話になったと… 続きを読む 2011.01.10 シスターの散歩道
馬ぶねに シスター ルース 森 馬ぶねにご降誕祭が近くなって、修道院の客間のテーブルの隅に、クリスマスらしい飾り付けをしようとしました。ガンダーラ更紗のハンカチの上に、小さな木彫りの聖家族像と、秋の林で拾った松かさを置きました。そして、その後ろに、試験… 続きを読む 2010.12.25 シスターの散歩道
クリスマスの意味 シスタージュディス鎌田 97歳の母に先月9人目の曾孫が生まれました。男の子です。名前は菊実君。同じ家に住んでいるので、食事の度に顔を合わせます。初めは誰かに抱かれている菊実君をあやしたり、頭を撫でて楽しんでいましたが、今では自分の膝に載せて大… 続きを読む 2010.12.22 シスターの散歩道
ある祈り シスターメリー・パトリシア久野 ある先輩のシスターから聞いた話です。 彼女は高校三年の宗教を担当していました。受験を控えた生徒にとって、直接受験に関係のない「宗教の時間」は、無駄な時間に思えたようでした。 ある時授業に行くと、窓のカーテンを引き、電気を… 続きを読む 2010.12.11 シスターの散歩道
「お陰さまで」 シスター ルース 森 お陰さまで」 何年か前、韓国のソウルで3週間過ごしたことがあります。韓国の文化を知り、人々と交わって、韓国語を習いたいという私の願いを、シンスドン教会で働く2人のシスター方が聞き入れてくださり、私一人のために充実したスケ… 続きを読む 2010.12.11 シスターの散歩道
堀江さん シスター ルース 森 堀江さん 何十年も前、京都に来てすぐ、堀江さんというおばあさんと知り合いになり、秋晴れのある日、高雄山へ連れて行っていただきました。美しく紅葉する谷へ何枚ものかわらけを投げた後、お弁当に鯖寿司をいただきました。お酢でしめ… 続きを読む 2010.11.22 シスターの散歩道
散歩 シスターメリー・パトリシア久野 通勤していた頃、早朝「 哲学の道」で時々会う散歩の一組がありました。それは、おじいさんと、犬と猫の組み合わせでした。 おじいさんはかなり高齢の方で、家族があるのか無いのか、秋が深くなっても、着古したぺらぺらの浴衣を着てい… 続きを読む 2010.11.17 シスターの散歩道