桜前線とエゴマ前線
桜前線とエゴマ前線
先日、友人たちと枝垂桜(しだれざくら)が美しく咲く半木(なからぎ)の道を歩きながら、東北の被災地の方々は今年、桜の花を楽しめないだろうと思い、心が痛みました。今朝、京都新聞に、「桜に誓う復興」という見出しで、岩手県の気仙町の高台で、避難の住民たちが、まだ一部咲きの桜の花見をし、伝統芸能の「鬼剣舞」を見て励まされたという記事を見つけました。また、今朝、海水に浸かった桜の木が花をつけたという仙台の被災地の人の喜びの声が伝わってきました。春を告げる桜前線が例年のように北上して、人々を力づけ希望を与えていることを本当にうれしく思いました。
最近、私のベランダのプランターに、エゴマの種を播きました。1週間して始めて、プランターの南の端に芽が出て、その芽吹きが北上し始め、10日目の今朝、60センチの長さのプランターの北端に到達しているのを見つけました。
エゴマは大きく育ち、夏には白い花を穂状につけ秋に実ると聞いていますが、毎日の水やりに被災地の人々を心にかけ、小さなことであっても自分にできることで復興の応援をしたいと思います。