様々な使徒的活動
様々な場での使徒的活動
私たちは、イエスのすべての人に対する尊敬と愛の態度にあやかり、出会う人々に神の愛を知らせ、自由にしていくという使命を持っています。私たちは「存在と行動のすべてにおいて教育者である」という自覚と「あらゆる場での必要に応えるため、人材や資源などの乏しさにもかかわらず、すべてを賭けた創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーの精神」をもって、時代に示される神の呼びかけに勇気をもって応えています。誰をも自分たちの配慮から除外せず、特に、青少年と女性の必要に敏感に心を配り、貧しい人々を優先することを心がけています。私たちの使徒的活動(以下参照)は多岐にわたっています。
- 教会における「共同宣教司牧協力者」、「信仰教育担当者(キリスト教入門講座講師、待降節・四旬節における黙想指導 他)」、「教皇文書ラウダート・シ勉強会講師」、「日曜学校、初聖体クラス担当者」
- 病院、福祉施設訪問(高齢者、身体障害者、ハンセン氏病患者など)、ディサービスでの歌唱指導
- 身体障害者 作業所 ボランティア
- 個人レッスン(ピアノ、書道、ヨガ・ヴィパサナ瞑想、英語)
- ASC(After School Care)放課後 小学生との関わり(勉強、遊び)
- 茶道 講師
- 高齢者介護
- カウンセリング、傾聴
- 大学生との交わり
- 学校法人 役員 ノートルダム3校の管理運営
- 祈り
- 黙想指導
- 保護者・卒業生との交わり(聖書の集い、英語)
- 学校サポート(文化祭バザーなどの学校行事手伝い)
- 多文化共生NGOボランティア(日本で暮らす外国人支援など)
また、数名のシスターたちは、日頃の神様や人々との関わりで、感じたこと考えたことなどを記事にし、ブログ「シスターの散歩道」に投稿しています。シスターの人、自然、社会、物事に関わる思いを感じることができます。ブログ「シスターの散歩道」にお立寄り下さい。
シスター紹介
シスター メリー アントネット 近藤
滋賀県大津市にある大津カトリック教会と、教会に付属する聖母幼稚園で、「共同宣教司牧 協力修道者」として、使徒的活動をしています。その内容を紹介しましょう。
日曜日、大津教会の10時のごミサにあずかります。
みんなで祭壇を囲み、一つになって祈る喜びを感じます。
11時から社会問題勉強会が始まります。様々な社会問題を「カトリック教会の教えの立場」から考察し、意見を分かち合います。「なぜ教会は社会問題に取り組むのか」というテキストを用います。参加者はとても熱心に参加しています。
お昼は、みんなが持ち寄りのものをテーブルに並べて、楽しいお食事会です。家庭的な雰囲気の中で、話も弾みます。
シスター近藤はまた、聖母幼稚園で、保護者対象の聖書勉強会も開いています。
主に、日曜日のミサで朗読される聖書の箇所や詩編を取り上げ、ともに聖書を読み味わいながら、内容を深めます。時には質問を投げかけたり、聖書を読んだ時、出てきた考えをみんなに分かち合うよう促します。そのようにして、一人ひとりの心の中に働きかける神様の愛を全員で味わい、神様への信仰を強めます。シスター近藤の説明に参加者は熱心に耳を傾け、充実した時間を過ごします。
また、シスター近藤は、月に一度、園児たちにも「神様のお話」をします。
園児たちはシスターの用意した紙芝居を一心に見つめ、喜んでシスターのお話に聴き入ります。
神様のお恵みに包まれて、心豊かに成長していく子供たちです。
シスターアントネット近藤の使徒的活動の紹介でした。
シスター マリア アスンタ 福島
シスター アスンタ福島の使徒職は、主に小竹藪町修道院におけるノートルダム書道教室です。日本書道教育学会および日本習字教育財団で師範資格を取得し、かな的調和体(漢字・かな交じりの読める字)を中心に、聖書の「みことば」や人を生かす意味のある「語句」を書いて多くの人に届けることを使命としています。
日シスター福島は、聖書の言葉(下記)を礎に、書道教室を30年以上継続しています。
現在、教室に通う約20名の生徒たちは、自分の字で力となる言葉や聖書の言葉を教会の掲示板や色紙などに書くことを目標に、書くことを通して、落ち着きや集中力を養いながら、書の奥深さを学んでいます。日頃の練習の成果は、年1回の作品展で展示されます。PDF
【あなたたちはこれらのわたしの言葉を心に留め、魂に刻み、これをしるしとして手に結び、覚えとして額につけ、子どもたちにもそれを教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、語り聞かせ、あなたの家の戸口の柱にも門にも書き記しなさい。(旧約聖書 申命記11章18~20節)】
シスター福島はまた、毎年、祈りながら「みことばカレンダー」を作成し販売しています。カレンダーを手にとる人が、神の言葉を心の糧、力、光とし、豊かに生きられようにとの願いが込められます。シスターの書いたみことばは、知的障害のある方々の協力によって美しくデザインされ完成されていきます。2020年みことばカレンダーの表紙収益は、すべて国内の災害に苦しむ人々に寄付されます。
シスター メリー レベッカ 我部
シスター レベッカ 我部は、多才で何においても、他とは一味違うオリジナリティを発揮するシスターです。
使徒職も、教皇フランシスコの回勅「ラウダート・シ」の読書会の講師、翻訳、通訳(他修道会の総会に同行)、祭服縫製、月1度の学校のために捧げられるミサの準備、本部修道院の院長など多岐にわたっています。
グアムと米国に長年住んでいた経験から、沢山のエピソードをおもちで、それらを面白おかしく人々に伝える話術も持っています。シスターの明るさと楽しいトークに魅かれて「ラウダート・シ」読書会にあずかる参加者も多いのです。この読書会は、先年度までは日本語で行っていましたが、今年度からは英語で行っています。教皇フランシスコの回勅の内容を深め実践するだけでなく、英語の実力もつくという読書会です。場所は河原町教会1F集会室、毎月第2・第4木曜日14:30~15:30までです。PDF
また、シスター我部の手芸/縫製技術は師範級です。写真のアルバとストラ(司祭がミサの時に着用する祭服)は、シスター我部の作品です。その他、私たちがジュビリーなど特別な意向でミサを捧げる時には、祭壇や聖堂をその意向にそって見事に装飾されます。
明るく楽しく個性的なシスター我部に会いにおいでになりませんか?
シスター メリー セシリア 川村
九条のぞみの園(高齢者総合福祉施設)では入居者対象にナツメロを皆で歌うのを手伝っています。 また、島原のぞみデイサービスでも一人でカラオケを歌うのを手伝っています。「多くの喜びが実る」を目指しているこの施設で皆様の「ありがとう」の言葉に励まされ、共にいること、そして分かち合うことを楽しみに、活動を続けています。
シスター メリー キャーレン 立花
ノートルダム女学院で使徒職を行っています。毎月第3火曜日午前と午後、在校生の保護者や卒業生、元保護者と「聖書の集い」を持ち、学び、祈り分かち合っています。また、「クリスチャンファミリー」では新入生歓迎会、文化祭バザー、時に黙想会、卒業生を送る会を手伝っています。「葦笛の会」では追悼会、12月には講演会、「高校2年福祉の話」では10月被爆証言平和を築く等々をそれぞれを顧問として助言及び指導をしています。
シスター メリー セリーン 松本
英語で書こう会。第3水曜日と第4金曜日の10:30~12:00。物語を題材にして、日本語、英語のニュアンス、ことばの面白みを学び合う和気あいあいの集まり。
第2金曜日は名古屋、第4金曜日は京都でのNDおあしす。信者は1,2名。未信者の集まりですが、時宜にかなった話題をきっかけに、自由に体験の分かち合いをします。