豪雨
「こんな雨を見るとたまらない。神戸は急な坂道が多いでしょう」と激しく降る雨を見ながらその80代の女性は話されました。
傾斜が急な坂での豪雨、ほとんど垂直に滝のように流れる水の中を歩きあぐねている時、その流れの中を必死に歩いている小学1、2年生くらいの女の子に気付いたそうです。その子を自分の方に引き寄せようと傘を差し伸べたところその子は両手でしっかりと握ったそうです。良かったと思ったのもつかの間、急な坂を流れる水の中で傘を握っていることができず、その子は、流されて行ったそうです。その水の流れはまっすぐ海に入っていたそうです。
50年以上も前のことで、その頃、神戸で激しい雨が降ったことを後で知りました。
近年、今までにない豪雨とか多くの災害が報道されます。
いずれ天気は回復し、報道記事を見た私達の記憶も薄れますが、災害に遭われた方々のことが気になります。