願い
願い
1人の神父様があるとき、ある集まりで、「この仕事を手伝ってくれた人には、この本を上げます。」と言って、1冊の本を私たちに見せました。私はすぐ申し出て、その仕事を済ませ、本が送られて来るのを待っていましたが、本はなかなか来ません。
仲間が集まったとき、私が「まだ本が来ない。」と言うと、皆が顔を見合わせて、くすっと笑いました。「え!そういう方なんですか。」と、私が驚いていうと、皆は楽しい笑い声を上げました。私も一緒に笑ってしまいました。そして、何か自分が開放されたような気分、自由さ、余裕、くつろぎといったものを感じていることに気がつきました。
ずっと後に、神父様からはその本を頂く機会がありました。
私たちが神様に願ったことを、神様は決してお忘れにならないと思います。