夜の病棟
長年、看護師をしている彼女にも、夜勤は大変だそうです。
昼間はしっかりしている患者さんも、夜になると不安に襲われ、夜じゅうナースコールを押す人もいるそうです。
夜、緊急事態は同時に発生することが多く、そういう時、コールが鳴ると「用も無いのに押している。放っておこう」という気持ちになる事もあるそうです。
でも、ある時「行ってあげてください。寂しいのです」とイエス様から言われたような気がして、疲れた体に鞭打って、やっとの思いでその人のところに行ったそうです。
その人のそばに行くと「どうしたの」と言う言葉がごく自然に出、相手は二言、三言話すと安心して眠りについたそうです。
「イエス様を知ると肩の力が抜け、自然に優しい気持ちになるのですね」と彼女は言っていました。