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シャロームメモ 第43号

シャロームメモ

2022年6月17日

第43号 

[1.]「シャローム平和のための祈り」のセンター6月の意向を共に祈りましょう。 

「シャローム平和のための祈り」は世界中のSSNDが毎月の各日に交代で担当している世界平和のための祈りです。日本の担当は毎月の23日です。2021420日に行われたSSND日本将来計画会議の決定により、「シャローム平和のための祈り」を日本の4共同体が月交代で担当することになりました。(「お知らせ」2021-28 4.28発行 参照)今月は岩倉修道院の担当です。

2022年7月は今海道町修道院の担当になります。共同祈願の締め切りは7月14日(木曜日)ですのでよろしくお願いします。Sr. ジョアンナ宛てに原稿をお送りください。

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シャロームの祈り           

次の4つの事柄を読んで、どんなことが起こったか思い出してください。ここにはあまりよくないことばかり書きましたが、よいこともたくさん思い出してください。             

                               (具体的に)

世界 

    言語、文化、常識の違いからくるいがみあい、土地の取り合い、戦争

社会

   考え方の違い、欲望、学歴・親の職場での地位による差別

学校や職場

   地位の高低。親の地位、成績、子供への無理解、邪魔にされている子供、お金

家庭

   親の姉妹兄弟への偏見、お互いの考え方の違い、よその家と比べる

まだまだありますが、小さなことでも思い出してください。よくないことには神様が力をくださいますように、よいことには心から感謝をささげたいと思います。

5,6分、時間をとって、次のお祈りをしてください。

「主よ、私たちに目を注ぎ、あなたのみ旨がおこなわれますように、いつも私たちとともにいてください。」

[Ⅱ.]『老人よ、電気を消して〈貧幸〉に戻ろう!』 浪費とはおさらば。子孫のために地球を洗い直す 

 文藝春秋誌6月号に脚本家の倉本聰さんが書かれた記事です。『老人よ』と呼びかけられていますが、21世紀の今日、この呼びかけは世界中の子どもから、若者、大人に至るまで、あらゆる人々に向けられています。そして、ラウダート・シを生きることを誓っている私たちSSNDにとっては、特に具体的ヒントとなるメッセージではないでしょうか。ご活用ください。

[Ⅲ.]6月5日は「世界環境の日」“World Environment Day” でした。 

 1972年12月に開催された国連総会において65日を「世界環境の日」と定めました私たちの住んでいる地球は今、瀕死の状態にあり、私たちの命と環境を安全に維持していくことが緊急の課題となっています。現在、「飢餓、疾病、貧困、大気・水質汚染、土壌劣化、オゾン層破壊等の環境問題」は私たちの努力によって解決が可能です。しかし、この環境問題のための解決策は急を要し、適切な措置を今必要としています。

SDGs達成に向けての努力と環境への意識を高め、環境の保護と改善に関する活動を実践したいものです。 

[Ⅳ.6月20日は「世界難民の日」“World Refugees Day”です。

 2000年124日、国連総会で毎年620日を「世界難民の日」と制定しました。難民の保護と支援に対する世界的な関心を高め、国連諸機関やNGOによる活動への理解と支援を深める日です。紛争や迫害などにより、命の安全を求め、故郷を逃れなければならなくなった人は現在、約1億人を越え、難民への一層の連帯、社会全体での支援が不可欠となってきました。特に、私たちは毎日、報道を通してウクライナの人々の惨状を目の当たりにしています。一日も早い戦争の終結を祈ります。

UNHCR ( 国連難民高等弁務官事務所 )2022年「世界難民の日」のテーマは、「誰でも、どこでも、いつでも安全を求める権利を」Whoever, Wherever, Whenever. Everyone has the right to seek safety”です。世界各地でこのテーマに沿った行事が行われています。

.623日は沖縄の「慰霊の日」です。 

沖縄は今年、本土復帰50周年を迎えました。623日は沖縄戦犠牲者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈る日です。

 太平洋戦争末期の19453月、沖縄諸島に上陸したアメリカ軍を主体とする連合軍と日本軍との間で壮絶な戦いが行われました。ここでは、日本軍と連合軍ばかりでなく多くの住民を含む約20万人の尊い命が奪われたのです。沖縄は、太平洋戦争において唯一日本人の生活の場が戦場になった地域です。1945623日は、沖縄戦の総司令官であった牛島中将が自決し、沖縄戦において日本軍としての組織的戦闘が終わった日ですが、その後も9月までの3か月近く、連合軍に追い詰められた住民と兵士たちが逃げまどい、悲惨な死を遂げ、或いは捕虜になった人々も少なくありませんでした。沖縄県は623日の「慰霊の日」を県独自の休日と定め、毎年正午には県内全域で黙とうを捧げ、「沖縄戦全戦没者追悼式」を捧げるなど、沖縄戦で犠牲となった人々を偲び、冥福を祈ると共に、全世界の恒久平和を祈る日にもなっています。

私たちもこの日、沖縄戦の全犠牲者のため、そして今も続く残忍な戦争の一時も早い停戦と世界の平和実現のため、心を合わせて祈りましょう。