平和
私たちは特にそれぞれの場で、平和、正義、愛の実現を目指して、不正義の源をとり除くように、積極的に活動する。
(『YAS』会憲17)
一人ひとりの人間に刻まれた神の似姿により、わたしたちが互いを限りない尊厳を与えられた神聖なたまものとして認め合うことができるよう祈ります。とりわけ争いにまみれた状況の中で、「尊厳への深い敬意」を抱き、積極的な非暴力に基づく生き方を実践しましょう。
(教皇フランシスコ「世界平和の日メッセージ、2017」)
毎日、私たちは葛藤、テロ行為、暴力について聞いています。平和へのあこがれは非常に大きいです。
平和は、暴力や戦争がないことだけではありません。真の平和は、真理と正義、そして人々の間、国家間、創られたすべてのものの間の連帯の上に築かれるいのちと関わりが含まれます。
私たちは全て、教育、行動、祈りを通して、平和をつくる者、和解の奉仕者(Ⅱコリント5:18)となることに呼ばれているのです。
平和のための祈り
祈りは、人と世界の変容に不可欠です。祈りは、私たちの神との関係を新たにし、自分自身、他者、そして全ての創られたものとの関わりを変容するよう、私たちの心と思いを目覚めさせてくれます。
ノートルダム教育修道女会は、祈りにより、平和と和解の実現を目指しています。「シャローム平和のための祈りのセンター」と指定されている世界中の修道院では、毎月の決められた一日に平和のために特別に祈っています。日本では毎月23日が平和のために祈る日です。日本で「祈りのセンター」に指定されているのは岩倉修道院ですが、日本のノートルダム教育修道女会では、23日にはどの修道院でも平和のために祈ります。そして、平和を築くことに積極的に携わる決意を新たにしています。私たち自身の中の、各家庭の、そして世界の平和のためにご一緒に祈りませんか?毎月23日です。
神よ、あなたは命と平和の源です。あなたのみ名は永遠にほめたたえられますように。戦争の時代にあって私たちの思いを平和へと向けてくださるのはあなたです。敵同士が話し合いを始め、疎遠な人々が手を取り合い、国々が平和への道を模索するようにと祈ります。
私たちが生き方によって、これらの真実を証しする決意を強めてください。私たちに争いを止める理解、憎しみを癒すあわれみ、復讐を乗り越えるゆるしを与えてください。愛の掟を生きようとする全ての人を力づけてください。アーメン。