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ニュース

ある会話

シスターメリー・パトリシア久野

  Aと病気の妹Nの会話 (死の三日前) A 「ねえ、死ぬの怖くない?」N 「怖くないよ、だって、みんな 死ぬじゃない。  私が初めて死ぬのなら そりゃあ怖いけ どさあ‥‥」   あまり淡々としているので (死の前日) … 続きを読む

大切なことはただ1つ

シスター ルース 森

大切なことはただ1つ 昨年11月24日に長崎で行われた188殉教者の列福式に参加しました。3万人もの人々が国の内外から集まり、マカオから帰って来た殉教者たちの遺骨も安置され、500人もの司祭、司教様方とローマ教皇代理のマ… 続きを読む

輝き

シスターアン・ミリアム木村

旧約聖書のお話です。「イスラエルの民を導いたモーセはシナイ山で神様とお話しをしました。モーセが山から降りて来たとき、その手には、二枚の板がありました。神様から頂いた掟です。モーセは山から下ったとき、自分が神と語っている間… 続きを読む

雪の日

シスターメリー・パトリシア久野

その方は金沢に嫁ぎました。 金沢での最初の冬のある朝、一面の銀世界に驚き、ご主人を玄関先で送るとき思わず言ったそうです。「まあ、きれい」と。すると、ご主人の手が頬に飛んできました。「今から出かけようとする人の気持ちを考え… 続きを読む

新年

シスター ルース 森

明けましておめでとうございます。 実家から真っ白い富士山が見えます。 その富士を背に、海岸に面したところに水族館があります。そこには赤や青、緑色をしたとてもきれいな海月が暗い水槽の中で泳いでいます。あの青い海月を一つ二つ… 続きを読む

シスターアン・ミリアム木村

「樹」  1976年度5年生20組の皆さん、いかがお過ごしですか。  32年前の皆さんの声が、今、私の前にあります。覚えているでしょうか。そうです、1976年11月20日学習発表会、シュプレヒコール「樹」の録音テープです… 続きを読む

笑顔が運ぶクリスマス

シスタージュディス鎌田

クリスマスまであと10日となった日曜日、たくさんの笑顔に出会いました。ノートルダム女学院ボランティアスクールのクリスマスパーティーです。 今年は33回目、勿論第1回からスクールをサポートして下さった「車いすと仲間の会」の… 続きを読む

シスターメリー・パトリシア久野

種 ‥‥子供たちが目を輝かせて言いました。「これ、柿の種?これもらおう。」「これ、リンゴ?リンゴなる?」「チューリップの球根! 欲しい。」まだ、小さくて汚れた種や球根でしたが、それぞれの持っている美しい可能性が見事に開花… 続きを読む

神の葦笛

シスターアン・ミリアム木村

 待降節が始まると、きまって開く古びた本。それは、1944年、ニューヨークで発行された Caryll Houselander 著「THE REED OF GOD」です。  その本の最初の項目は、Emptiness(空―か… 続きを読む

東京の「よきサマリア人」

シスタージュディス鎌田

95歳になる母が転んで怪我をしました。同居の姉が美容院に行った間のことです。郵便でも取りに出たのでしょう。玄関を出て門までのことでした。 どれぐらい時間がたっていたでしょうか、通りかかった見ず知らずの青年が声を掛けてくだ… 続きを読む