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イスラエル巡礼の旅より     その三

シスターメリー・パトリシア久野

エルサレムで泊まった部屋は、7階でした。 外出するため、4基あるエレベーターの一つに乗りました。6階で止まりましたが、誰も乗ってきませんでした。次の5階でも止まりましたが、ここでも誰も乗りませんでした。このようにして、各… 続きを読む

すべてを善に

シスター ルース 森

すべてを善に 長崎へ巡礼したときのことでした。ある朝、私は集合時間を間違えて、他の参加者を待たせてしまいました。大急ぎで駆けつけた私を皆は笑い、それから私に冗談を言ったり、ちょっとからかったりするようになり、私たちはすっ… 続きを読む

ドングリ

シスター ルース 森

ドングリ 数年前、植物園を歩いていたとき、木の根もとの落ち葉を掻き分けて、何かを探しているご夫婦らしい人たちに出会いました。「ドングリは先端から根を出すので、それを子供たちに見せたいので」と言われたので、私もいくつかのド… 続きを読む

飾り旗

シスターアン・ミリアム木村

飾り旗  美術科担当の先生は毎年、体育祭(スポーツフェスティバル)に向けて、全校児童に飾り旗を制作させる。デザイン学習として、学年のテーマもきめられている。 1年  かたちをくみあわせて 2年  おって きって ひらいて… 続きを読む

どんぐり

シスターメリー・パトリシア久野

秋 植物園には色々な種類のドングリが落ちています。 樫の実、楢の実、椎の実、などと植物学的にはいろいろ区別があるのでしょうが、残念ながら詳しいことは知りません。ドングリが落ちていると、大人も子供も拾いたくなるようです。 … 続きを読む

ブルーベリー

シスター ルース 森

<ブルーベリー> 吉野弘の「祝婚歌」に、「正しいことを言うときには/ 少し控えめにするほうがいい/正しいことを言うときには/ 相手を傷つけやすいものだと/ 気付いているほうがいい」という言葉があるのに心が留まりました。 … 続きを読む

見えないものを見る

シスター ルース 森

見えないものを見る 金子みすずは童詩「星とたんぽぽ」に、「青いお空の底ふかく/ 海の小石のそのように/夜がくるまで沈んでる/ 昼のお星は眼にみえぬ。/見えぬけれどもあるんだよ/ 見えぬけれどもあるんだよ」と歌っています。… 続きを読む

イスラエル巡礼の旅より     その一

シスターメリー・パトリシア久野

手許に一枚の写真があります。十数年前、イスラエル巡礼の旅に参加した時のものです。 その時 嘆きの壁のある広場で、待ち合わせをしていました。 階段に腰を下ろして待っている間、ふと、横を見るとヨチヨチ歩きをし始めたような女の… 続きを読む

重陽の節句

シスターアン・ミリアム木村

重陽の節句 「シスター、二歳の女の子が、先日なくなりました。細菌性髄膜炎から脳死になって、去年11月から入院していた子で、シスターにもお話ししたことがあったかと思います。」 小児科医として歩み始めたばかりの卒業生が、大切… 続きを読む