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ニュース

「お陰さまで」

シスター ルース 森

お陰さまで」 何年か前、韓国のソウルで3週間過ごしたことがあります。韓国の文化を知り、人々と交わって、韓国語を習いたいという私の願いを、シンスドン教会で働く2人のシスター方が聞き入れてくださり、私一人のために充実したスケ… 続きを読む

堀江さん

シスター ルース 森

堀江さん 何十年も前、京都に来てすぐ、堀江さんというおばあさんと知り合いになり、秋晴れのある日、高雄山へ連れて行っていただきました。美しく紅葉する谷へ何枚ものかわらけを投げた後、お弁当に鯖寿司をいただきました。お酢でしめ… 続きを読む

散歩

シスターメリー・パトリシア久野

通勤していた頃、早朝「 哲学の道」で時々会う散歩の一組がありました。それは、おじいさんと、犬と猫の組み合わせでした。 おじいさんはかなり高齢の方で、家族があるのか無いのか、秋が深くなっても、着古したぺらぺらの浴衣を着てい… 続きを読む

オオセンナリ

シスター ルース 森

オオセンナリ(黒ホウズキ) 秋の気配が濃くなって、オオセンナリが結実を急いでいるようです。千成ホウズキというもう1つの別名のとおり、たくさん咲いた花が落ちた後、ガクが大きくなって小さな丸い実を包んでいます。名の分からない… 続きを読む

誕生日のプレゼント

シスターメリー・パトリシア久野

彼女の二十歳の誕生日を家族で祝っていた時、突然お父さんが立ち上がって、ドイツ語でシューベルトのセレナーデを歌い始められたそうです。彼女は驚き、笑い転げ、皆があっけにとられている中、見事に最後まで歌い終わられたそうです。後… 続きを読む

語らい

シスター ルース 森

語らい先日、山際の細い道を歩いているとき、道に両膝と両手をついて、何かに見入っている小さな男の子に出会いました。4歳ぐらいの子で、見入っているのはカマキリのようです。「カマキリだね。」と、私は声を掛けました。「ちょっと生… 続きを読む

道べから

シスター ルース 森

道べから 去年の秋、散歩の道で見たことのない植物に出会い、実を採っておきました。小さなホウズキ型の実の外側はもう網状になっていました。今年7月、その小さな種を蒔いたところ、思いがけなくたくさんの芽が出ました。毎日のように… 続きを読む

名前  その三

シスターメリー・パトリシア久野

ノートルダム小学校の体育祭に行ったときのことです。 遠くから笑顔で近づいて来る女性がいました。そして「私はAです。子供が今ここの○年生です。私は今、本名の韓国名を名乗っています」と話しかけてきました。30年ほど前、高校三… 続きを読む

「貰い過ぎています」

シスター ルース 森

「貰い過ぎています」 7月の初め、私は名古屋の中部空港の出発ロビーにいました。搭乗までにかなりの時間があるので、売店でお茶を買うことにしました。カウンターに行くと、お茶とお菓子の袋を持った女の子と、5ドル紙幣を手に持った… 続きを読む

父の姿   その一

シスターメリー・パトリシア久野

その方の息子さんが最近一月ほど、初めての海外旅行をされたそうです。無事帰国された息子さんの体験を色々聞かせてくださいました。そして最後に「妻には○○、娘には○○のお土産がありましたが私にはないんですよ」とおっしゃいました… 続きを読む