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ニュース

年: 2016年

「と」と「で」

シスターメリー・パトリシア久野

くも幕下出血の手術の後、右半分の脳に広範囲の脳梗塞を起こし、その結果運動機能の麻痺が生じ左半身は不随となりました。ただベッドに横たわっただけの生活でした。幸い携帯電話が手元にありましたので、何とか他の人と関わりを持てまし… 続きを読む

シスター ルース 森

蛙  いく日も猛暑の日がつづいたあとの今朝は、雨がふっているらしいと目が覚めたときからわかりました。空気がここちよくしめっています。やわらかな雨が人のこころをやすらかにし、物音を吸収してくれるのでしょう。食事も心もちゆっ… 続きを読む

「雨の日」

シスターメリー・パトリシア久野

ここ数日、雨の日が続いていますが、昨年の今頃の雨が続いたころを思い出しています。「長い入院生活の間、多くの方が訪ねて下さいました。その御親切と優しさに支えられて、闘病生活を何とか過ごしてこられたように感じています。 遠く… 続きを読む

冒険

シスター ルース 森

冒険  ママといっしょに修道院に遊びにきてくれる3歳半の男の子は、私がちょっと席を立つことがあると、ちょっと怖そうに、「冒険する!」と母親にいって、私についてきて、なにか新しいことを見つけたい様子です。ベランダのバジルに… 続きを読む

小さい石

シスター ルース 森

小さい石  先だって、高山右近の遺跡をめぐる巡礼で、高槻を訪ねました。右近は信長・秀吉に仕えたキリシタン大名で、すぐれた武将でもあり、利休七哲にかぞえられる茶人でもありました。秀吉のバテレン追放令によって領地を返上し、ま… 続きを読む

「私がいます。」

シスターメリー・パトリシア久野

大の男の方が思わず「痛い」と悲鳴を上げて泣き出されるほどつらいリハリビが始まった頃、この方々は何を支えにして闘病生活をしていらっしゃるのか、どのように思ってこのつらいリハビリに、耐え、病を乗り越えていこうとしていらっしゃ… 続きを読む

通読

シスターメリー・パトリシア久野

入院中、一人の人が電話で「毎日聖書を30分は通読してね」と言いました。良いこを勧めるという感じではなく、切々と訴えるような、口調が忘れられず、とにかく続けました。旧約聖書の1ぺーじからですから。天地創造。アダムとイヴ。ノ… 続きを読む

「ベートーベン」

シスター ルース 森

「ベートーベン」  五月晴れの金曜日の朝、西に向かう北8のバスに乗ると、立っている人々の間から、幼稚園の子供たちの鮮やかな帽子が見えました。バスの後ろ半分の席の全部に、1つの椅子に2人がけで小さな子供たちがおとなしく座っ… 続きを読む

呼び声

シスターメリー・パトリシア久野

私がくも幕下出血で倒れた頃二人の方が同じ病に倒れられたと聞きました。一人はお亡くなりになり、もう一人の方は現在も意識が戻らないままだそうです。その家族にお医者さんが言われたそうです「意識を戻すための.リハビリを始めます」… 続きを読む

アース・デイ

シスター ルース 森

アース・デイ(地球の日)  1970年2月7日に、米国スタンフォード大学自治委員長のD.ヘイズが、深刻化している公害・自然破壊から地球と地域を守ろうと呼びかけ、4月22日に全米で、2000万人以上が参加して環境保護の催し… 続きを読む