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カテゴリー: シスターの散歩道

「成長する」ということ

シスタージュディス鎌田

先週末実家に母を見舞いました。2月はじめに会ってから丁度1ヶ月です。甥は先月も子どもたちと会いに来ましたが、今回も家族揃って来てくれました。下の娘は丁度11ヶ月になります。先月は私にもニコニコと抱かれてくれた子が、今回は… 続きを読む

願い

シスター ルース 森

願い 1人の神父様があるとき、ある集まりで、「この仕事を手伝ってくれた人には、この本を上げます。」と言って、1冊の本を私たちに見せました。私はすぐ申し出て、その仕事を済ませ、本が送られて来るのを待っていましたが、本はなか… 続きを読む

シスターアン・ミリアム木村

岩倉修道院で過ごす週末の楽しみの一つは、修道院の裏庭に隣接するグランドから響いてくる、野球少年の声を聞くことです。少年の声に混じって、ほめたり、叱りつけたり、力いっぱい指導していらっしゃる監督さんの素晴らしい声が聞こえて… 続きを読む

死屍を鞭打つ

シスターメリー・パトリシア久野

彼女は4、5歳の頃おばあさんの葬式に参列しました。 まだ、土葬が行われていた頃で、大きく円形に掘った穴の中に、丸い棺桶が静かに下ろされました。参列した人は少しずつ、棺の上に土を投げ入れる習慣があり彼女にも番が回ってきまし… 続きを読む

アイコンタクト

シスター ルース 森

アイ・コンタクト 教会の談話室で1人の男性がとても自然に赤ちゃんを抱いていました。私が「赤ちゃんの抱き方が上手ですね。」と、言うと、男性は笑って、「これでも小児科医ですからね。」と、言った後、「でも、まだ信用してくれてな… 続きを読む

夜の病棟

シスターメリー・パトリシア久野

 長年、看護師をしている彼女にも、夜勤は大変だそうです。 昼間はしっかりしている患者さんも、夜になると不安に襲われ、夜じゅうナースコールを押す人もいるそうです。 夜、緊急事態は同時に発生することが多く、そういう時、コール… 続きを読む

朝食

シスターアン・ミリアム木村

朝の祈りが終わり、朝食を始めるのが大体7時10分前くらいです。私たちは三々五々、各自の条件に合わせて食堂に入り、必要なものをお皿に乗せて席に着きます。食後すぐに学校へと向かう日は、ゆっくりしてはいられない朝食の時間なので… 続きを読む

最善の贈り物

シスター ルース 森

最善の贈り物 私の机の引き出しに小さな銀色のペンシルがあります。亡くなった父が何十年も前に私に贈ってくれたものです。見ているといろいろなことを思い出します。崖から滑り落ちてくる弟を受け止めようと崖の下に走って行って、両… 続きを読む

ある会話

シスターメリー・パトリシア久野

  Aと病気の妹Nの会話 (死の三日前) A 「ねえ、死ぬの怖くない?」N 「怖くないよ、だって、みんな 死ぬじゃない。  私が初めて死ぬのなら そりゃあ怖いけ どさあ‥‥」   あまり淡々としているので (死の前日) … 続きを読む

大切なことはただ1つ

シスター ルース 森

大切なことはただ1つ 昨年11月24日に長崎で行われた188殉教者の列福式に参加しました。3万人もの人々が国の内外から集まり、マカオから帰って来た殉教者たちの遺骨も安置され、500人もの司祭、司教様方とローマ教皇代理のマ… 続きを読む