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投稿者: シスタージョアンナ徐

 「 お客様をお迎えする 下 」

シスタージョアンナ徐

食事を楽しんでいるみんなの顔に幸せが広がっていきます。平素使われなかった食器たちも、久しぶりにみんなに出会えて喜んでいるに違いありません。時間が経つにつれ、会話の内容も豊かになりました。故郷のこと、家族のこと、お正月やク… 続きを読む

「 お客様をお迎えする 中 」

シスタージョアンナ徐

「お客様が来られました。」との声が玄関から聞こえてきました。 「よくいらっしゃいました。」と家族が全員、笑顔で彼らを出迎えました。もちろん、今日のお客様をお迎えする主人公は母です。いつも笑顔を絶やさない彼女の穏やかな姿が… 続きを読む

一枚の絵葉書との出会い 「聖金曜日」

シスタージョアンナ徐

ローマのノートルダム教育修道女会総本部におりました頃のことです。食堂のサイドテーブルには常時、各国からシスター方がお土産に持参したおいしいチョコレートやキャンディそしてナッツ類が置かれていました。 毎日11時ごろ、シスタ… 続きを読む

お客様をお迎えする 上

シスタージョアンナ徐

母の存命中、彼女の誕生日(1月2日)にお客さまをお招きすることがたびたびありました。毎年、年末年始を母の家で過ごそうと、みんなが集まってきます。母はお客様をお迎えするのが大変好きでした。私たちは平素、母がお世話になった方… 続きを読む

お客様をお送りする

シスタージョアンナ徐

最近、特に、家族や知人との別れがつらくなってきているのを感じます。一期一会の意味が心に染みる年齢となってきたためでしょうか。互いの安寧を祈らずにはおられません。 別れの時はいつでも、母が玄関先まで見送ってくれたことどもが… 続きを読む

ゆく年・くる年

シスタージョアンナ徐

今年も残り少なくなり、カウントダウン………。床の間にはお正月花が既に活けられています。 お正月料理を作り終え、ようやくみんなが落ち着いた頃、家族全員が「年越しそば」を楽しみます。大家族の我が家では食卓も横長に2つ並べ、孫… 続きを読む

叱り方と愛のぬくもり

シスタージョアンナ徐

弟が神妙な顔つきで母の前に正座しています。 母は温厚な人で、大声を出したり、感情をむき出しにすることは決してありませんでした。その彼女が、今日は幼い弟に向かって何か神妙な面持ちで話をしています。何事だろうと思って私はその… 続きを読む

心の化粧水  その2

シスタージョアンナ徐

その彼が「いつも笑顔でいてください。時には顔の筋肉を動かしたり、微笑む練習をすれば美しくなれますよ。神と人とを心から愛するのです。」とおっしゃいました。ところがその彼のごく平凡で日常的な話がこれほどまでに人をリラックスさ… 続きを読む

心の化粧  その1

シスタージョアンナ徐

「 心の化粧水 その1 」 9月初旬、百済文化と日本文化との接点を求め、韓国全羅北道イクサン市を訪ねました。 百済最後の王宮・弥勒寺を含む世界遺産探訪の日々を過ごし始めた時のことです。特に2日間のトラピストの修道司祭によ… 続きを読む

花を活ける 下 小宇宙

シスタージョアンナ徐

祭壇に活けられた花は祭儀の美をより一層高め、祈りを深めると言われます。 ローマ在住の間、新しい花たちとの出会いが楽しみでした。夢中になって土曜の一日を聖堂で過ごしました。 毎週、新しい花を祭壇に活けるに先立ち、花々への感… 続きを読む