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すずめ

シスターメリー・パトリシア久野

物を整理していましたら、古い新聞記事が出てきました。

ハブがいる地方でハブによる人的被害を防ぐため、マングース30匹を放ったところ大いに増えて、特別天然記念物のくろうさぎも食べ始めた。そこで、マングースを一匹残らず駆除することに決めたと言う記事でした。

マグロの捕獲、鯨の保護、トキやコウノトリの保護なども話題になりますが、20年ほど前のことを思い出しました。

そのころ京都駅近くに住んでいました。
そこは緑の少ないところでした。

コンクリートの建物の多い中で、自然の香りが欲しくなり、窓の外に板を取り付け植木鉢を置いて楽しんでいました。
ある時、雀を呼び寄せようと思いつき鉢の側にパンくずを撒きました。

一週間ほどたったころから雀が来始め、窓を開けたままにしておくと部屋に飛び込んできてあわてて逃げていくこともありました。

ところが、雀は早起きで、朝 四時頃からチュンチュンと餌を探しに来るようになったのです。
仕事で疲れている身にはつらいことでした。

そこで、とうとう、餌を撒くのを止めてしまいました。

自然界や他者に対して人間は、ことほどさように身勝手で、横暴なのだと実感したことでした。

あわれ マングース!!

トキやコウノトリも同じ道をたどらなければいいがと思いました。