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輝き

シスターアン・ミリアム木村

旧約聖書のお話です。
「イスラエルの民を導いたモーセはシナイ山で神様とお話しをしました。モーセが山から降りて来たとき、その手には、二枚の板がありました。神様から頂いた掟です。モーセは山から下ったとき、自分が神と語っている間に、自分の顔が光を放っているのを知りませんでした。イスラエルの人々みんながモーセを見ると、なんと彼の顔の肌は光を放っているのです。彼らは恐れてモーセに近づけませんでした。モーセが彼らに呼びかけたので、戻ってきて、主がシナイ山で彼に語られたことを皆に語りました。そして、主が彼に語られたことを全て命じました。モーセはそれを語り終えたとき、自分の顔に覆いをかけました。」
(出エジプト記35章29節から33節より)

新約の時を生きる私たちは、イエス・キリストの死と復活によって、日常の中で続けられる神様との親しい交わり、神様のお望みを果たすことを誓う厳粛な応答、ゆるしや恵みを願う謙虚な祈りによって、タボルの山に登ります。
「神よ、あわれみと祝福を わたしたちに。あなたの顔の光を 私たちの上にてらしてください。あなたのわざが世界に知られ、救いが すべての国に知られるように。」(詩篇67より)
山を降りてくる私たちの手の中にあるものは板ではなくて神の恵みの新しい命です。内面からか放たれる顔の輝きは、近づく人を安堵させます。

新しい年の初めのお話です。
専門職の道を、時には戸惑いながらも力強く歩み出したかつての少女の顔は、選んだ使命に燃える成人の顔でした。私は驚きと感動の中でその輝きを仰ぎ見ました。
もうすぐ、初めての子供を胸に抱くであろうかつての少女の顔は、新しい命を産みだす力強いお母さんの顔に変わっていました。私は喜びと神秘にふるえながら、その輝きを仰ぎ見ました。